韓国旅行に興味がある方の中には、「韓国旅行はいくらあれば足りるの?」と費用面の目安が気になる方も多いでしょう。韓国は、日本からのアクセスがよく、比較的手軽に行ける人気の旅行先ですが、宿泊日数や旅行スタイルによって予算も大きく変わります。
本記事では、1泊2日から3泊4日までの平均予算を紹介し、学生向けの節約方法や格安プランも解説します。また、通信費や現金の必要性についての疑問、海外旅行保険、ビザ、お土産、観光アクティビティ、タクシー料金や交通費用の目安、そして「爆買い」を楽しむ場合の予算など、韓国旅行の計画に役立つ情報を網羅しています。
この記事を参考に、韓国旅行の予算をしっかり立てて、安心して旅行を楽しんでくださいね。
韓国旅行はいくらあれば足りる?基本の予算ガイド
ここでは、韓国旅行1泊2日の予算から2泊3日、3泊4日といった旅行スタイルごとの平均費用をはじめ、学生向けの費用や節約方法について紹介します。
また、海外旅行保険やビザの費用、韓国で現金は必要かどうか、さらに「爆買い」を予定する場合の予算目安についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
韓国旅行1泊2日の予算
韓国旅行を1泊2日で楽しむ場合、必要な予算は旅行のスタイルや季節、宿泊先のグレードによって変わりますが、基本的にはおよそ4万円~7万円程度が目安です。
まず、航空券の値段は、早期予約や平日出発を利用することで安く済む可能性があります。片道2万円程度のチケットが見つかることもありますが、シーズンや予約状況によっては5万円程度になる事もあるので、旅行シーズンには注意が必要です。
次に、宿泊費は状況やホテルのグレードによって異なります。 格安なゲストハウスやカプセルホテルを選べば1泊3000円~5000円程ですが、3つ星ホテル以上の快適な宿泊を求める場合、 1泊1万円~2万円ほどが必要です。
その他、食費なども含めて格安なプランであれば4万円ほど、快適さを重視した場合は7万円ほどの予算が1泊2日の韓国旅行に適していると言えます。
韓国旅行2泊3日の平均費用
韓国旅行を2泊3日で計画する際の平均費用は、旅行の目的やスタイルによって異なりますが、およそ6万円~10万円が目安です。
まず、航空券についてですが、2泊3日で途中の旅行は週末を利用する人が多く、金曜出発の日曜帰りといった日程だと少し割高になります。 LCC(格安航空会社)を利用するその場合、往復で3万円程度で済むこともありますが、フルサービスの航空会社を利用すると4万円~6万円が目安となります。
宿泊費は、都市部のホテルで1泊1万円~1万5000円が平均的な予算となります。予算を抑えたい場合は、ゲストハウスやカプセルホテルを利用すると費用を安く抑えられます。
食費は、韓国料理をじっくり楽しみたいと考える場合は、1日5000円程度を想定しておくと安心です。また、観光やショッピングに費用をかける場合、追加で1日5000円ほどを考慮しておくと良いでしょう。
このように、2泊3日での韓国旅行には、6万円~10万円の予算を設定しておくと安心して旅を楽しむことができます。
韓国旅行3泊4日の予算目安
韓国旅行を3泊4日で計画する場合、予算は10万円~12万円が一般的な目安となります。この日程では、観光やショッピングに十分な時間を確保できるため、滞在中の充実度が増します。
航空券は、LCCで3万円程度、フルサービスキャリアで4万円~6万円程の予算になります。繁忙期や連休中に旅行する場合は、さらに高くなる可能性があるので、早めの予約がオススメです。
宿泊費については、3泊分で3万円~5万円ほどが目安です。都市の中心部には3つ星ホテルが沢山あり、これらのホテルを利用すると、アクセスもよく観光にも便利です。
また、3泊4日の日程では観光ショッピングにかかる費用も考慮しておく必要があります。観光スポットの入場料やツアー参加費、ショッピング代として1日5000円~1万円程度を追加で準備しておくと安心です。
学生向けの費用と節約方法
学生が韓国旅行を計画する際、費用を抑えつつ充実した旅を実現するためのポイントの一つに、JTBの学生向けの旅行商品「ガクタビ」の活用があります。
ガクタビは、学生の卒業旅行や友人との旅行を想定して低価格の商品を展開しており、国内外の様々な地域への旅行プランを用意し、学生時代にしかできない特別な旅行体験を提供することを目指しています。
例えば、早期予約割引やWi-Fiルーターの無料レンタルなど、学生に嬉しいサービスが充実。18歳から29歳を対象とした「U-29旅」キャンペーンを実施し、パスポート取得費用のサポートや旅行代金の割引クーポンでお得に韓国旅行を楽しむことができますので、ぜひ確認してみてください。
海外旅行保険やビザの費用
韓国旅行では、日本人の場合、観光目的での短期滞在にはビザが不要です。 ただし、万が一に備えて海外旅行保険には加入することが推奨されています。
保険には、病気やケガの治療費、緊急や紛失の補償が含まれており、韓国では医療費が高額になることもあるので保険に入っておくと安心です。また、感染症に備えた補償が含まれている保険もあるので、選ぶ際には内容をよく確認しましょう。
さらに、韓国への旅行ではK-ETA(韓国電子渡航認証)が必要です。2025年以降は、観光での短期滞在であっても、事前にK-ETAを取得しなければなりません。費用は約1000円ほどで、有効期間は2年間です。
これらの保険やビザに関する手続きは渡航前に備えて、安心して韓国旅行を楽しむことができます。
韓国旅行で現金はいらない?
韓国旅行では、現金がほとんど不要なほどキャッシュレス決済が発達しています。韓国では、コンビニ、スーパー、飲食店などほとんどの店舗でクレジットカードや電子決済が利用可能であり、交通機関もICカードで現金を使う機会はそれほど多くありません。
ただし、現金が必要になる場面もあります。屋台での食べ歩きや、T-moneyカード(交通ICカード)のチャージには現金が必要ですので、少額の現金を持参しておくと便利です。
また、韓国国内での両替は、空港や市内の銀行、両替所でできますが、手数料が場所によって違うため、日本で両替をしておくか、現地の市内の両替所で行うのが良いでしょう。オススメの両替所については「韓国旅行の両替はどこでするのがお得?空港、市内のメリットとデメリット」で詳しく解説していますのでご覧ください。
韓国旅行で爆買いする人の費用は?
韓国旅行で「爆買い」を計画している場合、一般的な観光費に加え、ショッピングの予算をしっかりと考える必要があります。 特に韓国は美容アイテムやファッションアイテム、食品、雑貨が豊富で、観光と合わせてショッピングを楽しむ方も多いでしょう。
爆買いの予算としては、およそ5万円~20万円程度を考えておくと良いですが、買い物のジャンルやブランド金額によりさらに変動します。
まず、韓国は「美容大国」として知られており、コスメやスキンケアアイテムがお手頃な価格で豊富に揃っています。 シートマスクや基礎化粧品などは日本よりもリーズナブルなものが多く、1品あたり500円~2000円ほどで購入可能ですが、人気ブランドや新商品などは数万円を超えることもありますので、予算を5万円以上確保しておくと安心です。
また、韓国ファッションも流行に敏感な方にとっては魅力的なアイテムですね。特に、弘大(ホンデ)や明洞(ミョンドン)といったエリアには流行の洋服やアクセサリーを扱うショップが多く、1着2000円~5000円ほどで購入できることもあります。
さらに、お土産も含めて爆買いする場合、韓国の食品も外せません。お菓子などは1袋500円前後で購入できることが多く、友人のお土産としてばらまき用のアイテムを大量に購入するなら、1万円~2万円程を見積もっても良いでしょう。
このように、韓国で爆買いを予定している方は、ショッピング内容に応じて追加の予算を準備し、現地での支払い手段も確認しておくことが大切です。
韓国旅行はいくらあれば足りる?費用プランの解説
ここでは、韓国旅行で必要な具体的な費用の目安をわかりやすくご紹介します。まず、航空券やホテル代、食費に加え、現地での通信費や交通費の相場についても詳しく解説しています。
節約派に嬉しい格安プランの費用や、お土産代、観光アクティビティを楽しむ場合の予算、タクシーの料金の目安などもお伝えしますので、韓国旅行をより快適に過ごすための費用プランを一緒に確認していきましょう。
航空券の費用の目安
韓国への航空券の費用は、旅行する時期や航空会社によって大きく変動しますが、一般的には片道1万5千円~5万円が目安です。韓国行きの航空券は、オフシーズンや平日出発のフライトで予約すると比較的安価になります。
格安航空会社(LCC)を利用する場合、片道1万5千円~2万円程度でチケットを手に入れることが可能ですが、一方で、フルサービスキャリアでの旅行や、ハイシーズンでの予約には片道3万円~5万円かかることもあります。
また、LCCを利用する際には追加料金も考慮しましょう。LCCでは、荷物預かりや座席指定に別途料金がかかるため、事前に必要なオプションを選んでおくことが重要です。
さらに、早めに予約を行うことも、費用を抑えられるポイントです。韓国旅行の航空券は、出発の1ヶ月前から3ヶ月前に予約することで、比較的安価な料金で予約できる可能性があります。
ホテル代の目安
韓国のホテル代は、都市や立地、ホテルのグレードによって異なりますが、一般的には1泊5000円~2万円が目安です。ソウルや釜山などの人気観光エリアでは、3つ星クラスのホテルが1泊1万円前後で提供されており、清潔で快適な滞在が期待できます。
ゲストハウスやカプセルホテルを利用する場合、1泊5000円以下で宿泊できることも多く、予算を抑えたい方にはおすすめです。一方、3つ星以上の高級ホテルでは、1泊2万円~5万円ほどの金額になることもあります。
季節やイベントの影響もあるため、特に観光シーズンやK-POPのイベントが行われる時期には宿泊費が上がる傾向にあります。宿泊費を抑えたい場合は、観光シーズンを外した時期や、早期予約を活用すると良いでしょう。
韓国旅行中の食費
韓国旅行中の食事は、食べる場所やスタイルにより大きく異なりますが、1日5000円~1万円が目安です。
特に、トッポギやキンパ、サムギョプサルなどの人気韓国料理は、リーズナブルで量も満足できるものが多いです。一般的な地元食堂では1食2000円~3000円ほどで食べることができ、屋台の軽食類なら1000円ほどで手軽に美味しい韓国のソウルフードが楽しめます。
また、韓国にはカフェ文化が浸透しており、カフェ巡りも人気の観光アクティビティの一つです。観光地にある有名なカフェやレストランで食事をする場合は、1食3000円~5000円ほどを想定しておくと安心です。
韓国での通信費の予算
韓国旅行中にインターネットを利用したい場合、通信費は1日500円~1000円程度が目安です。韓国旅行ではWi-Fiルーターのレンタル、SIMカードの購入、またはeSIMの利用が一般的です。これらには、それぞれの特徴があり、利用目的や日々によって選択が変わります。
まず、Wi-Fiルーターをレンタルする場合、1日あたり500円~800円程度が相場です。Wi-Fiルーターは複数人でシェアできるため、グループ旅行や家族旅行ではコストパフォーマンスが良いのが魅力です。
また、最近はeSIM対応のスマートフォンも増えており、eSIMをダウンロードしてそのまま韓国で利用することも可能です。eSIMはインストールが簡単で、現地に到着後すぐにインターネットが使えるのが許可です。
Wi-Fiルーター、SIMカード、eSIMについては「韓国旅行でスマホはどうするべき?WiFiやSIM、各キャリアを比較」をご覧ください。
格安プランの費用
格安プランで旅行を計画する場合、1泊2日で4万円、2泊3日の施設で5万円前後が目安です。このプランには、LCCの利用がメインに含まれます。
特に、ピーチ航空やチェジュ航空といった格安航空会社(LCC)は、通常の航空券よりも低価格で提供されており、定期的にセールを実施する場合も多く、通常価格よりもはるかに安いチケットが販売されることがあります。
また、ピーチ航空とチェジュ航空のセールでは、早い者勝ちで席が埋まることがほとんどです。そのため、購入を急ぐ際にも、先に希望の出発日や到着日を決めて、旅行計画はチケットを手に入れてからゆっくり決めると良いでしょう。
詳しくは「韓国行き飛行機のセールはいつ?安く航空券を購入する方法とポイント」をご覧いただき、ピーチ航空やチェジュ航空のセール情報を日ごろがこまめにチェックして、格安プランで韓国旅行の計画を立ててみてくださいね。
韓国でのお土産代の目安
韓国でのお土産代は、購入するアイテムによって異なりますが、5000円~2万円程度が目安です。韓国では美容アイテムや食品、雑貨など、日本では手に入りにくいお土産が多くなっています。
韓国を代表するお土産である韓国のりは、1パック500円程度で購入でき、ばらまき用途にも適しているため、複数パック購入するのに便利です。また、韓国コスメも人気で、シートマスクやリップティントなどのアイテムは1つ500円~1000円程度で購入可能です。
さらに、韓国ならではのお菓子や雑貨にも人気がありますが、予算を決めていないとついつい買いすぎてしまうことがありますので、価格や量を事前にチェックして購入することをオススメします。
アクティビティなど観光付きの費用
韓国旅行中に観光やアクティビティを楽しむ場合、予算は1日5000円~1万円程度が目安です。韓国には歴史的な観光スポットやエンターテイメント施設が多く、ガイド付きの観光ツアーやテーマパークの入場料などを予算に入れておくと良いでしょう。
ちなみに、ソウルの景福宮やNソウルタワーの入場料はそれぞれ300円~1000円前後、テーマパークのロッテワールドやエバーランドの1日券は5000円~7000円ほど、韓服のレンタルは3000円~5000円ほどでご利用可能です。
一方、ガイド付きのツアーやプライベート専用車での観光は、1日1万円以上の費用がかかることもあり、観光内容に応じて事前にプランと予算を立てておくと安心です。
韓国旅行でかかる交通費は?
韓国旅行中の交通費は、観光地を効率よく回るために外せない項目です。ソウルや釜山といった都市部では地下鉄とバスがとても便利で、1日中利用しても1000円以内に抑えられるくらいリーズナブルです。
また、空港から市内への移動費も考慮する必要があります。仁川空港からソウル市内への直通列車(A’REX)の利用では、片道約11,000ウォン(約1,100円)です。タクシーを利用する場合、空港からソウル中心部までの距離で約40,000~60,000(約5,000円)、リムジンバスは片道約17,000ウォン(約1,700円)程度が必要になります。
観光や移動の頻度が多い旅行者は、交通系ICカードの利用がおすすめです。また、ソウル市内を中心に移動する旅行者は、一定の金額をチャージすると、ソウル市内の公共交通機関(地下鉄、バス)を無制限に利用できる「気候同行カード」を使うことで、さらに便利に移動が可能になります。
韓国のタクシー料金はいくらくらい?
韓国でのタクシー料金は、日本と比べて比較的リーズナブルです。そのため、観光やショッピングでの荷物が多いときや、目的地までのアクセスが不便なときに、タクシーが便利な移動手段となります。初乗り料金は基本的に3,800ウォン(約400円)からスタートし、距離に応じて加算されます。
ソウル市内の一般的な移動であれば、数千ウォン程度で目的地に到着できることが多く、例えば2kmほどの移動なら5,000ウォン(約500円)、ちなみに、明洞から景福宮までのタクシー代金は一般のタクシー利用で7,700ウォン(約770円)程度です。
距離が10km以上の長距離なると、1万ウォン(約1,000円)~1万5000ウォン(約1,500円)程かかり、さらに夜間料金(深夜0時から翌朝4時)は割増料金となり、通常の料金よりも約20%ほど高くなるため、夜間に利用する際は少し多めの予算を持っていると安心です。
韓国では「カカオタクシー」などの配車アプリが普及しており、料金を事前に確認できるサービスも利用可能で、これにより、タクシーを利用する際のぼったくりなどのトラブルも避けられるため便利です。
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韓国旅行はいくらあれば足りるのか総括
この記事のポイントをまとめます。
✔韓国旅行はいくらあれば足りる?基本の予算ガイド
- 韓国旅行1泊2日の予算は4万円~7万円が目安
- 2泊3日の平均費用は6万円~10万円ほど
- 3泊4日の旅行は10万円~12万円が目安
- 学生にはJTB「ガクタビ」などの旅行商品が便利
- 韓国旅行ではビザ不要だが、保険加入を推奨
- 2025年以降、K-ETA(電子渡航認証)が必要
- 現金は基本的に不要だが少額持参が便利
- 爆買い予定するなら追加で5万円~20万円が必要
✔韓国旅行はいくらあれば足りる?費用プランの解説
- 格安プランはピーチ航空やチェジュ航空のセールを活用
- 韓国のLCCでは手荷物や座席指定が有料の場合もある
- 韓国のホテル代は1泊5000円~2万円が目安
- 食費は1日5000円~1万円ほどを見積もっておくと安心
- 通信費はWi-FiルーターやeSIMで1日500円~1000円程度
- お土産代の目安は5000円~2万円
- 韓国のタクシーは初乗り約400円とリーズナブル