韓国の梅雨はいつからいつまで?旅行前に知る地域別の雨の傾向

韓国の梅雨はいつからいつまで?旅行前に知る地域別の雨の傾向 韓国旅行
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momo

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韓国旅行を計画する際、やっぱり気になるのは梅雨の時期ですよね。

韓国の梅雨がいつから始まり、いつまで続くのかを事前に把握しておけば、フライトやホテルの予約がぐっと立てやすくなります。

特に6月に旅行を検討している方にとっては、現地の気温や、どんな服装が快適かといった細かい情報も気になるポイントではないでしょうか。

この記事では、韓国旅行で避けるべき月や、韓国旅行に行くなら何月がベストかといった実用的なアドバイスも交えながら、わかりやすくお伝えしていきます。

記事のポイント

・韓国の梅雨が始まる時期とその傾向
・地域別の梅雨入りタイミングの違い
・旅行時の服装や気温の目安
・梅雨を避けたおすすめの時期

韓国の梅雨はいつ始まる?

韓国の梅雨はいつ始まる?
  • 過去のデータで見る梅雨入りの傾向
  • 韓国で雨が多い時期はいつ?
  • ソウルの梅雨入りの特徴
  • 釜山の梅雨入りの平均時期
  • 済州島の梅雨入りは本土より早い?
  • 気温と湿度の変化を把握

過去のデータで見る梅雨入りの傾向

韓国気象庁の統計によると、梅雨前線は例年6月中旬に南部から北上し、7月上旬には朝鮮半島全域を覆います。

平均すると、全国的な梅雨入り日は6月23日頃ですが、年によっては1週間以上の前後差が生じ、近年は地球温暖化の影響もあり、発生が早まる傾向が指摘されています。

韓国の平均梅雨入り日前年比 (日)
20206月24日
20216月20日-4
20226月22日+2
20236月19日-3
20246月21日+2

平均値を見れば大きなブレはないものの、個別都市では開始日が最大で10日近くずれるケースもありますので、旅行計画を立てる際は、目的地ごとの詳細なデータが安心につながります。

韓国で雨が多い時期はいつ?

韓国で雨が多い時期はいつ?

韓国で降水量がピークを迎えるのは6月下旬から7月中旬にかけてです。

この期間には前線が半島付近に停滞しやすく、総雨量は平年でおよそ全年間降水量の30%前後を占めます。

例えばソウルの場合、7月初旬の平均降水量は1日あたり40ミリ前後となり、短時間の豪雨も発生。一方、盆地や山間部では地形性の雨が加わり、局地的に総雨量が増えることがあります。

観光日程に屋外アクティビティを組み込むなら、1時間ごとに更新される気象レーダーを活用し、雨雲の動きをこまめにチェックすると屋外と屋内を切り替える判断がしやすくなります。

ソウルの梅雨入りの特徴

ソウルは内陸部に位置するため、昼夜の温度差が大きく、梅雨入り直後でも日中は蒸し暑く感じます。

例年の梅雨入りは6月22日前後で、初日は小雨が多いものの、その後急に雨量が増える傾向です。

ヒートアイランド現象の影響で夕立が激しくなるため、折りたたみ傘だけでなく撥水性の高いパーカーを持参すると安心できます。

ソウルの梅雨入り初日降水量 (mm)梅雨期間総雨量 (mm)
20206月24日21467
20216月21日18493
20226月23日27521
20236月20日16438
20246月22日22455

<ポイント>
梅雨期間中は地下鉄駅周辺で一時的な冠水が起きることもあり、滑りにくい靴底のスニーカーが便利です。カフェや博物館を組み込むなど、屋内プランを多めに用意すると快適に過ごすことができます。

釜山の梅雨入りの平均時期

釜山は南東部の港町で、海風の影響によりソウルより数日早く梅雨に入ることが多い地域です。

過去5年間のデータをまとめると、梅雨入り日は6月20日頃に集中しています。

プサンの梅雨入り初日降水量 (mm)梅雨期間総雨量 (mm)
20206月22日24517
20216月20日19489
20226月21日23542
20236月19日17503
20246月21日20526

釜山は海に近いため梅雨入りの初期段階で急に激しく降ることは少ないものの、トータルで見ると雨量が多いことが分かります。

<ポイント>
海沿いの街ならではの高湿度と強い風が特徴で、折りたたみ傘が裏返る場面もありますので、フード付きレインコートや撥水シューズを準備すると安心です。

済州島の梅雨入りは本土より早い?

済州島は地理的に韓国最南端に位置し、暖かい海流である黒潮の影響を強く受けるため、気象変化が本土よりも早く表れやすい地域です。

そのため、済州島では例年、梅雨入りがソウルや釜山よりも5~7日ほど早くなる傾向があります。

過去5年間のデータをもとにした梅雨入り状況は以下の通りです。

済州島の梅雨入り初日降水量 (mm)梅雨期間総雨量 (mm)
20206月12日31486
20216月15日25462
20226月13日28508
20236月12日30531
20246月14日24495

<ポイント>
済州島の雨は横殴りになりやすく、透明のビニール傘よりも耐風性のある傘が適しています。台風進路に入る可能性もあるため、フライト変更に柔軟な日程調整が必要となります。

気温と湿度の変化を把握

韓国の気温と湿度の変化を把握

梅雨期の平均気温はソウルで24~26度、釜山や済州島では26~28度まで上昇。湿度は70~90%に達する日があり、蒸し暑さと冷房の強さの差が体調に影響することも珍しくありません。

以下の表は、主要都市における6月の平均気温と湿度をまとめたものです。旅行の計画時に参考にしてみてください。

都市平均最高気温平均最低気温平均湿度
ソウル27℃18℃70%
釜山25℃19℃75%
済州島26℃20℃80%

特に都市部では、アスファルトからの照り返しや冷房の効いた室内との気温差が激しくなるので、脱ぎ着しやすい服装が良いでしょう。

吸汗速乾素材のTシャツや麻混シャツを着用し、室内では薄手のカーディガンで体温調節すると快適に過ごせます。

また、電解質を含むドリンクを適度に取り入れると疲れにくくなりますので、水分補給をこまめに行い、無理のない行動計画を立てることが大切です。

韓国の梅雨はいつ終わる?

韓国の梅雨はいつ終わる?
  • 梅雨明けはいつ?いつまで続くのか
  • 6月上旬の旅行は雨対策が鍵
  • 6月の服装と持ち物チェックリスト
  • 避けるべき月は?雨量と行事で判断
  • 旅行は何月がベスト?梅雨後の狙い目

梅雨明けはいつ?いつまで続くのか

韓国における梅雨明けの目安は、例年7月25日頃とされています。

ただし、これはあくまで目安であり、実際の梅雨明け時期には地域差があります。

南部の済州島や釜山では7月20日前後に梅雨が終息するケースが多く、北部のソウルでは月末まで続くことも少なくありません。ときには梅雨明けが発表された後も、断続的に雨が降る不安定な天気が続く年もあります。

気象庁の発表に基づく「梅雨明け」は前線の北上が安定したと判断されたタイミングで出されますが、観光客にとっては「実際に傘を使う機会が減るかどうか」が重要です。

注意点
7月末梅雨明け直後でも天候が不安定なため、天気予報のこまめな確認が必要です
8月初旬年によっては断続的に雨が続くことがあり、とくにソウルでは長引く可能性が高いです。

旅行終盤のフライトを予約する際には、夕方~夜の便よりも、天候の影響を受けにくい午前~午後の時間帯を選ぶと、欠航や遅延のリスクを最小限に抑えることができます。

6月上旬の旅行は雨対策が鍵

6月上旬の韓国旅行は雨対策が鍵
筆者
筆者

6月上旬の韓国は、梅雨入り直前にあたるため、1年の中でも比較的旅行しやすいタイミングといえます!

この時期は気温が25度前後と過ごしやすく、湿度もそこまで高くありませんが、梅雨前線が近づく影響で、急なにわか雨や短時間の雷雨が発生することがあります。

このような天候に備えて、小型で軽量な折りたたみ傘を常に携帯しておくのがおすすめです。

また、靴の防水対策も忘れずに撥水スプレーを事前にかけておくと、突然の雨でも靴の中が濡れるのを防げます。

旅の計画を立てる際は、屋外観光は午前中にまとめ、午後は屋内施設で過ごすなど、スケジュールの柔軟性を持たせておくと快適です。

おすすめコース

午前:古宮や市場の散策
午後:ショッピングモール、カフェ、韓方スパ
このような組み合わせだと、天気に左右されずに楽しめます。

6月の服装と持ち物チェックリスト

6月の韓国旅行の服装と持ち物チェックリスト
画像出典:筆者

6月の韓国は日中の最高気温が25度前後で、湿度が高く蒸し暑く感じる日があります。

公共交通機関や商業施設では冷房が強めに設定されているため、体温調節できる羽織りものが必須です。

カテゴリー具体例役割
トップス吸汗速乾Tシャツ、麻混シャツ汗を素早く蒸発させ快適さを保つ
羽織りもの薄手カーディガン、ストール冷房対策と日焼け防止
ボトムス軽量ワイドパンツ、膝丈スカート通気性が良く動きやすい
撥水スニーカー、サンダル雨天でも滑りにくく乾きやすい
雨具折りたたみ傘、レインコート突然の雨に備える
小物モバイルバッテリー、防水ポーチ雨から電子機器を守る

これらを準備しておけば、色々な天候パターンに対応可能です。特に羽織りものがあるだけで、屋外と室内の温度差による疲労を大きく減らせます。

避けるべき月は?雨量と行事で判断

韓国旅行避けるべき月は?雨量と行事で判断

韓国旅行を計画するうえで、気象条件だけでなく、行事や連休の影響も考慮する必要があります。

特に避けた方がいいとされるのは、7月上旬と8月中旬です。

7月上旬は、梅雨のピークにあたり、1週間以上雨が降り続く年も珍しくありません。

この時期は集中豪雨による道路の冠水や、野外イベントの中止なども相次ぎます。観光地での視界不良や足元の悪化もあり、アウトドア系の観光は思うように進まない可能性が高いです。

一方、8月中旬には光復節(韓国の祝日)があり、これに合わせて多くの韓国人が帰省や国内旅行を行います。

このため、高速道路や鉄道が混雑し、宿泊施設の予約も取りにくく、料金もハイシーズン価格となります。特に人気エリアでは早めの予約が必要で、観光の自由度が大きく制限される恐れがあります。

旅行は何月がベスト?梅雨後の狙い目

韓国旅行は何月がベスト?梅雨後の狙い目

韓国旅行のベストシーズンを挙げるなら、梅雨明け後の8月下旬から10月初旬が候補に挙がります。

この時期は、空気が澄みわたり、気温も30度を下回る日が増えてきて、観光しやすい気候になります。

特に9月は、台風シーズンの谷間にあたり、雨の心配が少なくなる傾向があります。湿度も少しずつ下がり始めるため、屋外観光やグルメイベント、野外フェスなども快適に楽しめるタイミングです。

さらに、9月末から10月初旬にかけては、紅葉が始まる直前の清々しい気候が魅力です。漢江沿いの公園や、北村韓屋村などの歴史地区を散策するにはぴったりの季節となります。

旅費を抑えたい方には、11月上旬の紅葉シーズン直前もおすすめです。この時期は航空券やホテルの価格が一時的に下がる傾向があり、秋の風情を楽しみながらコスパの高い旅行が可能です。

総括:韓国の梅雨はいつからいつまでなのか

この記事のポイントをまとめます。

  • 梅雨入りは6月中旬から下旬に集中
  • 梅雨明けは7月中旬から下旬が目安
  • ソウルは都市部ならではの蒸し暑さがある
  • 釜山は海洋性気候で雨量が多い
  • 済州島は梅雨入りが1週間ほど早い
  • ピーク降水期は6月下旬から7月上旬
  • 平均気温は25度前後で湿度が高い
  • 集中豪雨への注意が必要
  • 6月上旬は過ごしやすく旅行向き
  • 折りたたみ傘と防水靴が必要
  • 室内観光の組み合わせでスケジュールが柔軟になる
  • 梅雨明け直後は晴天率が向上
  • 初秋は気温も湿度も穏やかで人気
  • 出発2週間前から天気図を要チェック

サンプル
韓国は日本からのアクセスが良く、気軽に訪れやすい人気の旅行先ですが、実際に現地で不便を感じたり、トラブルに巻き込まれると、そのストレスで旅の楽しみが半減してしまいがちです。

そうならないよう、観光地やショッピングスポットを満喫するためには、現地での移動や情報収集がスムーズにできることが鍵となり、「必須アイテム」や「便利なサービス」のガイド一覧が一層役立ちます。

このガイドでは、初めての方でもリピーターの方でも、必要な情報がすぐに見つかるように、旅行の準備に役立つ持ち物リストや、観光地での移動を快適にしてくれるアプリやサービスなどの情報を集めました。

韓国旅行がさらに楽しめるよう、事前におすすめのアイテムやサービスを確認し、準備を整えて出発しましょう。ぜひ「持ち物の必需品と便利アイテム一覧」をご覧いただき、満足度の高い理想の旅を実現してくださいね。

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