HIS(エイチ・アイ・エス)の韓国ツアー、価格重視で「スタンダードクラス」を選ぶとき、「実際どんなホテルに泊まるんだろう?」と気になりますよね。
「ホテル指定なし」というのが安さの魅力ですが、逆に「もし、ひどいホテルに当たったらどうしよう…」という不安も。
ソウルの明洞のような便利な場所なのか、それとも別のエリアなのか。
ホテルのランクや、設備の「ハズレ」がないか、口コミを徹底的に調べたくなる気持ち、とても分かります。
この記事では、HISの韓国スタンダードクラスのホテルに関するリアルな口コミを分析し、「当たり外れ」の実態や、都市別の傾向について詳しく解説していきますね。
- スタンダードクラスのホテルランクの定義
- ホテル指定なしのメリットと本当のリスク
- 都市別(ソウル・釜山・済州)のホテル傾向
- スタンダードクラスを選ぶべきかの判断基準
HIS韓国スタンダードクラスの口コミを分析

まずは、HISの「スタンダードクラス」とは何なのか、そして各都市でどのようなホテルが割り当てられる傾向にあるのかを分析していきます。
スタンダードクラスのホテルランクとは
HISのパンフレットやサイトを見ると、ホテルランクがL、A、B、C、Dのように分かれていますよね。
この「スタンダードクラス」というのは、HISが独自に設定したホテル区分の中で、主に「C」または「D」に相当するホテルを指すことが多いようです。
価格を最優先に設定した、最もベーシックな宿泊施設となります。
快適さや豪華さではなく、とにかく旅行費用を安く抑えたい旅行者向けのクラス、と考えるのが分かりやすいかなと思います。
ホテル指定なしのメリット・デメリット
スタンダードクラスの特徴は、「ホテル指定ができない」ツアーが多いことです。
これには、当然ながら良い面と悪い面がありますね。
メリット:圧倒的な価格の安さ
一番のメリットは、やはりツアー料金の安さです。
H.I.S.側が空室状況に応じてホテルを割り振るため、ツアー代金を大幅に下げることが可能になります。
とにかく安く韓国に行きたい人にとっては、大きな魅力ですね。
デメリット:ホテルを選べないギャンブル性
一方のデメリットは、どのホテルに泊まるか分からない点です。
さらに、部屋のタイプ(ツイン、ダブルなど)や条件(バスタブの有無、禁煙・喫煙など)も原則として選ぶことができません。
どのホテルで、どのような部屋になるか、「運次第」というのが少し不安な点ですね。
ホテルの場所は?釜山・済州の事例
では、具体的にどのようなホテルが割り当てられるのでしょうか。まずは「釜山」と「済州」を見てみましょう。
釜山のホテルのケース

釜山エリアでは、「釜山ツーリストホテル」がスタンダードクラスの一例としてよく挙げられます。
このホテルは、立地がとにかく最高です。繁華街の南浦洞(ナムポドン)にあり、国際市場やチャガルチ市場、ロッテ百貨店も徒歩圏内。地下鉄駅も近くにあります。
ただ、口コミを見ると「建物が古い」「昭和のイメージ」「ベッドが硬い」といった意見が目立ちます。
他にも、「ホテルフォーレプレミア南浦」や「タワーヒルホテル」、「プライム観光ホテル」などの名前が挙がることもありますし、「東横イン」の各支店(釜山駅1、中央駅、西面など)がスタンダードクラスとして利用されるケースもあるようです。

東横イン系列は私も釜山でよく泊まります。日本のビジネスホテルとほぼ同じ感覚で使え、清潔さや基本的な設備も安定しているので、決して悪くはないと思います。
つまり釜山は、「Aグレードの立地」と「C~Dグレードの施設(古さや設備のベーシックさ)」になっていることが多いようです。
済州島のホテルのケース

済州(チェジュ)エリアは、「済州ロベロ」「ニューアイランドツーリストホテル」「ホテルニュークラウン」「ロイヤル」などが含まれていることがあります。
例えば「済州ロベロ」のように、空港や東門市場に近くて、「この価格でも十分」「コスパが良い」と評価されているホテルも含まれています。こうしたホテルに決まれば、お得感がありますよね。
一方で、他のホテルの中には「清潔さが少し気になった」「清掃が十分でないように感じた」といった声が、目立つ傾向にありました。
もちろん、全ての部屋がそうとは限りませんし、古いホテルでも清掃が行き届いている所も多いです。
もし清潔さや快適さを重視される旅行であれば、済州エリアでスタンダードクラスを選ぶ前に、利用予定ホテルの口コミをご自身で一度チェックしてみると安心かもしれませんね。
ソウルエリアのホテル傾向

ソウルエリアのスタンダードクラスでは、2025年8月時点の情報として、以下のようなホテルが利用予定ホテル群として挙げられています。
- ノブレス観光ホテル(鍾路3街)
- ファイブ ホテル チョンノ(旧:ホテルパイチョンノ)(鍾路3街)
- スリーセブンホテル(旧:JNパーク東大門)(東廟前)
- ホテル アベンツリー ヨイ(汝矣島)
「ノブレス観光ホテル」や「ファイブ ホテル チョンノ」は、観光地の仁寺洞(インサドン)や益善洞(イクソンドン)に徒歩圏内の鍾路(チョンノ)エリアにあります。
立地は便利ですが、口コミを見ると、やはり「建物が古い」「部屋が狭い」といった意見が見られます。
一方で、「スリーセブンホテル」は東大門エリア、「ホテル アベンツリー ヨイ」はビジネス街の汝矣島(ヨイド)にあります。
ソウルのスタンダードクラスは、「立地は良いが古い」ホテルか、「東大門」や「汝矣島」のように主要な観光中心地からは少し離れたホテルと言えますね。
明洞周辺に泊まれる可能性は?

ソウル旅行なら、やっぱり明洞周辺がいい!
と思いますよね。
明洞周辺のホテルには、「サボイホテル」「スカイパーク明洞(I, II, III)」「ナインツリーホテル」「プリンスホテル」など、明洞の中心部や駅近にある人気のホテルが多数スタンダードクラスの利用予定ホテルとして含まれています。

過去に「サボイホテル」に宿泊したことがありますが、お部屋やアメニティはこれと言って悪くなく。明洞の中心で移動がとてもラクでした!

スタンダードクラスの注意点
スタンダードクラス(ホテル指定なし)の基本ルールとして、「リスト内のホテルに泊まれる」のではなく、「リスト内のホテルのいずれかに割り当てられる」という意味になります。
例えば、「スカイパーク明洞I」に泊まりたくても指定することはできず、「サボイ」になるかもしれないし、「ニューオリエンタル」になるかもしれない、ということになります。
また、全てのスタンダードクラスツアーが、この明洞のリストを対象としているわけではなく、価格がより安いツアーでは、明洞から離れたエリアのホテル(鍾路や汝矣島など)が対象となるプランもあります。
HIS韓国スタンダードクラスの口コミの結論

HISのスタンダードクラスホテルは、どのような人におすすめできるのか、結論をまとめていきますね。
ハズレを回避する見分け方
「ホテル指定なし」プランである以上、予約段階で希望しないホテルを100%避ける方法はありません。それがこのプランの特徴でもあります。
ただ、不安を少しでも減らすために、私ならこうする、という対策はあります。
不安を減らすための事前チェック
- H.I.S.のツアー詳細ページで、「スタンダードクラス利用予定ホテル」のリストを確認します。
- リストに載っているホテル名をコピーします。
- AgodaやTrip.comなどの予約サイトで、そのホテル名を検索し、実際の口コミ(特に低評価レビュー)を読みます。
- 「清潔さ」「虫」「騒音」「スタッフの態度」に関する、あまりにもネガティブな評価が多くないかチェックします。
もし、利用予定ホテルの中に一つでも「ここは避けたいな…」と思うホテルが含まれている場合は、その可能性も受け入れた上で申し込むか、プラン変更を検討するのが良いかなと思います。
設備やアメニティは期待できる?

スタンダードクラスのホテルに泊まる際は、設備やアメニティは「必要最低限」と考えておくと安心かもしれません。

ただ、ソウルの明洞リストに含まれる「ナインツリー」や「スカイパーク」などは比較的新しく設備も整っているため、割り当てられるホテルによって差が大きいですね。
- 水回り:バスタブはなく、シャワーのみの場合が多いようです。お湯に浸かってゆっくりしたい方は、この点は確認しておくと良いかもしれません。
- ベッド:口コミでは「ベッドが硬かった」という声も時折見られます。睡眠の質を重視される方は、この点も少し考慮しておくと良いでしょう。
- アメニティ:歯ブラシや歯磨き粉は、基本的に無いと思っておくと良いです(韓国のホテルは環境保護のため置いていない所が多いです)。シャンプー類も備え付けはありますが、もし髪質にこだわりがある方や、いつも使っているものが良い方は、持参するのがおすすめです。
清潔さや建物の古さはどう?
スタンダードクラスの口コミを見ると、「建物が古い」という感想は、どの都市でも比較的よく見られます。これは、価格とのバランスを考えると、ある程度は仕方がないところかもしれませんね。
大切なのは、「古い =汚い」ではない、という点です。
「古いけれど、清潔に管理・清掃されている」ホテルであれば、安心ですよね。
一番気になるのは、管理が行き届いておらず「古くて清潔さに懸念がある」ホテルに当たる可能性がゼロではない、という点です。こればかりは、当日まで分からないのが不安な点です。
スタンダードクラスはどんな人におすすめ?
HISのスタンダードクラスは、以下のような方がおすすめと言えます。
スタンダードクラスがおすすめな人
- とにかく旅行費用を節約したい人
- ホテルの古さ、設備の不便さ(バスタブなし、ベッドが硬い等)をある程度受け入れられる人
- 日中は観光や買い物でホテルにほぼおらず、「寝るためだけ」と割り切れる人
このように、施設面でのこだわりよりもアクティブに旅を楽しみたい方には、スタンダードクラスのホテルがコスパのよい選択肢になると思います。
どんな人にはおすすめできない?
逆に、次のような方は、スタンダードクラスを選ぶ前に、少し慎重に考えたほうが良いかもしれません。
スタンダードクラスがおすすめできない人
- ホテルの清潔さを重視する人
- カップル旅行、ご家族連れ(特に小さなお子様連れ)で、快適さを確保したい人
- 初めての韓国旅行で、ホテルでのストレスやトラブルを避けたい人
- ホテルステイも旅の楽しみの一つとして、ゆっくり過ごしたい人
HIS韓国スタンダードクラスの口コミ総まとめ
これまで、HISの韓国スタンダードクラスホテルの口コミを見てきました。
「安さ」にはもちろん理由(=古さ、不便さ、ホテルを選べないリスク)がありますが、それを「全然大丈夫!」という方にとっては、これ以上ないほど魅力的なプランだと思います。
まずは、ご自身が予約しようとしているツアーの「利用予定ホテル」をチェックして、「これなら大丈夫そう!」と思えるかどうかが、満足のいく旅につながるコツだと思います。

もし少しでも不安が残る方は、予算をプラスしてホテルランクをアップグレードしたり、ホテル指定プランに変更したりするのもおすすめです。
HISのサイトでは、スタンダードクラスのツアーはもちろん、ホテル指定プランや、ちょっとリッチなランクアッププランまで、本当にたくさんの韓国ツアーが用意されています。
ぜひご自身の希望にピッタリ合うツアーを見つけて、最高の韓国旅行の計画を立ててくださいね!

※これらの情報は、私が収集した口コミや事例に基づく見解です。実際のホテルの割り当てやサービス内容は、HISのツアープランや時期によって変動する可能性がありますので、お申し込みの際は最新情報をチェックしてみてくださいね。

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