8月に韓国旅行を計画している方にとって、値段や費用、服装といった情報は、出発前にチェックしておきたい項目のひとつだと思います。
夏休みやお盆休みと重なるこの時期は、旅行費用が高騰しやすく、航空券やホテルの値段も普段より割高になる傾向がある一方で、旅行のタイミングやツアーの選び方によっては、意外とお得に旅を楽しむことも可能です。
また、韓国の8月は気温が高く、日中は30度を超える日が続きますが、日本より湿度がやや低いため、蒸し暑さが少し和らいでいると感じる方もいます。さらに、8月は15日の光復節や下旬にかけての台風のリスクなど、旅行前に把握しておきたい注意点もあります。
この記事では、8月の韓国旅行に関する値段・費用・服装を中心に、旅行を快適にするためのポイントをわかりやすくお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
- 8月の韓国旅行にかかる費用や航空券の相場
- 韓国の8月の気温や日本との気候の違い
- 暑さ対策を踏まえた服装やコーデの選び方
- 光復節や台風など旅行時に注意すべき時期
8月の韓国旅行|値段・費用・服装の基本情報

- 気温は暑い?涼しい?日本と比較
- 服装・コーデはどう選ぶ?
- 8月の韓国旅行は高い?安い?
- 格安プラン活用術!8月のツアー事情
- 下旬・後半の特徴と注意点
気温は暑い?涼しい?日本と比較
8月の韓国は、気温の高さが際立つ季節です。日中は30度を超える日が続き、特に都市部ではアスファルトの照り返しによって体感温度がさらに上昇する傾向にあります。
とはいえ、同じ時期の日本と比較すると、韓国の方が湿度がやや低いため、蒸し暑さはやや和らいでいると感じる人もいるでしょう。
項目 | 日本(東京) | 韓国(ソウル) |
---|---|---|
気温(日中) | 30〜35℃ | 30〜35℃ |
気温(夜間) | 約25℃ | 約22〜24℃ |
湿度 | 非常に高く蒸し暑い | やや乾燥してカラッとしている |
緯度 | 北緯35度付近 | 北緯37度付近(新潟と同等) |
気候の印象 | ムワッとした不快な暑さ | 日差しが強く乾いた暑さ |
降水量 | 多め(梅雨・台風の影響あり) | 少なめ(ただしゲリラ豪雨あり) |
紫外線 | 強いが曇りも多い | 非常に強く直射が厳しい |
対策の例 | 冷感グッズ、制汗対策 | 日傘、帽子、薄手の羽織り |
韓国で夏を過ごす際は、日本と同じく、直射日光を避ける帽子や日傘、UVカットの衣類、そして屋内外の寒暖差を考慮した体温調節しやすい服装が効果的です。
暑さに強い方であっても、観光中はこまめな水分補給や休憩を忘れず、無理をしないことがポイントです。
服装・コーデはどう選ぶ?

8月の韓国は日中の気温が高く、35度前後まで上昇する日もあるため、基本的には通気性の良い、軽くて涼しい服装が理想的です。
まずトップスは、リネンやコットンなどの自然素材を使用した半袖シャツやブラウスが人気です。これらの素材は通気性に優れ、汗をかいてもベタつきにくいという特徴があります。
また、日焼け対策としてUVカット機能付きの薄手のカーディガンやパーカーを持ち歩くと、屋外でも安心して観光ができます。
ボトムスに関しては、ショートパンツやスカートが涼しくて快適ですが、冷房の効いた屋内では少し肌寒く感じることもあります。そのため、ワイドパンツなどもおすすめです。
足元は、韓国の街中が石畳や坂道が多いことを考慮し、歩きやすいスニーカーがベストです。暑さ対策としてサンダルを選ぶ方も多いですが、長時間の移動にはクッション性の高い靴が望ましいでしょう。
特に8月の後半には気温が下がり、朝晩の寒暖差が出てくるため、薄手の羽織りを持っておくと安心です。
8月の韓国旅行は高い?安い?
旅行費用の観点から見ると、8月の韓国旅行は「やや高め」と言える時期です。なぜなら、日本の夏休みと重なるため、多くの観光客が韓国を訪れ、航空券や宿泊施設の需要が一気に高まるからです。
お盆期間を含む8月10日~20日頃は特に価格が上昇します。航空券は通常の2倍近くになることもあり、ホテルの空きも早い段階で埋まってしまうため、早めの予約が重要となります。
8月の前半と下旬は価格が分かれる傾向があります。お盆のピークを避けた前後の日程であれば、比較的リーズナブルなプランが見つかる可能性があります。
ただし、気をつけたいのは安さだけを重視すると、立地やサービスに不満を感じる場合があるという点です。価格だけでなく、ホテルの場所や清潔さ、口コミなども必ずチェックするようにしましょう。
格安プラン活用術!8月のツアー事情

韓国旅行で費用を抑えるには、格安ツアーの活用がおすすめです。航空券とホテルがセットになったパッケージプランは、個別に手配するよりも安く済むケースが多く、時間の節約にもつながります。
格安プランを見つけるためには、旅行の2~3か月前に予約を開始するのが理想です。特にLCC(格安航空会社)を利用した商品は、早期割引の対象となっていることが多く、夏休みシーズンでもお得な価格で購入できる場合があります。また、平日発着の便を選ぶことで、さらに費用を抑えることが可能です。
次に注目すべきなのが、旅行代理店や予約サイトが定期的に実施するキャンペーンです。期間限定のクーポンや割引コードが配布されることがあり、それを活用すればさらにお得にツアーを申し込めます。
ツアー選びでは、食事付きか自由行動中心かなど、自分の旅のスタイルに合ったプランを選ぶことも大切です。また、空港送迎の有無や、現地でのオプションツアーが含まれているかも確認しておきましょう。
下旬・後半の特徴と注意点
8月下旬から後半にかけての韓国は、暑さが若干和らぎ始めます。7月や8月上旬の猛暑日と比較すると、朝晩は涼しさを感じる日も増えてくるため、過ごしやすくなる傾向があります。
ただし、まだ30度を超える日も多く、真夏の装いでいる必要があります。とはいえ、屋内と屋外の寒暖差が激しい時期でもあるため、温度調節ができる服装を意識することが大切です。
注意すべき点は台風の影響です。8月の後半は台風の接近が増える季節であり、特に済州島や韓国南部では天候が不安定になりやすいです。旅行前には必ず天気予報をチェックし、万が一に備えて航空券やホテルのキャンセルを確認しておくと安心です。
8月の韓国旅行の傾向|値段・費用・服装のポイント

- 旅行で気をつけたい台風と危険エリア
- 8月15日は要注意?光復節の影響とは
- 飛行機代の値段相場と予約のコツ
- 8月から9月にかけての気候と混雑
- 夏におすすめの観光&イベント
旅行で気をつけたい台風と危険エリア

8月は台風シーズンの真っ只中にあたり、日本と同様、韓国でも台風の影響を受けることが少なくありません。
特に済州島(チェジュド)や釜山(プサン)など南部の地域は、台風が接近しやすく、暴風雨や強い海風によって観光に支障が出ることもあります。
まず、渡航前には現地の天気予報をこまめにチェックすることが不可欠です。旅行保険にも加入しておくと、フライトキャンセルや宿泊変更に伴うリスクが軽減できます。
また、危険エリアに指定されやすい沿岸部や山間部への移動は、天候が不安定なときは避けておくのが良いでしょう。
暴風による土砂崩れや高潮、道路閉鎖のリスクがあるため、室内で楽しめる施設や市内観光にプランを切り替える柔軟さが求められます。例えばソウルであれば比較的影響が少なく、地下鉄などの公共交通機関も安定しています。
なお、台風に伴う停電や通信障害も発生する可能性があるため、モバイルバッテリーや現地SIMカードの事前準備も忘れずに行いましょう。こうした対策を取ることで、台風の不安を最小限に抑え、安心して旅行を楽しむことが可能です。
8月15日は要注意?光復節の影響とは

8月15日は韓国において「光復節(クァンボッチョル)」という国家の祝日にあたります。この日は日本の終戦記念日に相当し、韓国では日本からの独立を記念する非常に重要な日です。
まず、光復節当日は多くの市民が記念行事やデモ、式典に参加するため、ソウル市内を中心に混雑が予想されます。特に景福宮(キョンボックン)や光化門広場(クァンファムン)周辺では、交通規制が敷かれることもあり、スムーズに観光ができない可能性もあるでしょう。
また、歴史的・政治的な背景から、日韓関係に敏感なこの時期には、政治的主張を含む集会や抗議活動が行われることもあります。安全上のリスクがあるわけではないものの、無用なトラブルを避けるためにも、デモや大規模な人の集まりには近づかないように心がけると安心です。
一方で、光復節ならではの文化イベントや無料開放日を設けている博物館や公園もあるため、事前に情報を確認すれば、日韓の歴史を知るより充実した旅行にもつながります。日程が重なる場合は、当日のスケジュールを余裕をもって調整し、訪問場所を検討することをおすすめします。
行事が行われる場所の一つに、ソウルの西大門(ソデムン)刑務所歴史館があります。
ここは、日本統治時代に独立運動家達を投獄していた場所で、毎年8月15日に合わせて、独立運動を記念する特別イベントが開催されます。入館料が無料になり、歴史体験やステージ公演など多彩なプログラムが用意され、韓国の歴史と文化を深く知る機会として、多くの人が訪れるスポットとなっています。
飛行機代の値段相場と予約のコツ
8月のお盆や夏休みのピークシーズンと重なるこの時期は、航空券の価格が高騰しやすくなります。
一般的に8月の往復航空券は、東京・大阪発ソウル行きで2万5千円から4万円台が相場ですが、時期や曜日によって大きく異なります。
ここで押さえておきたいのは、予約のタイミングです。多くの場合、出発の2~3か月前に予約することで、早割などの割引が適用され、比較的安い料金で確保できます。また、平日出発や深夜・早朝のフライトを選ぶことで、週末や日中便よりも安くなる傾向があります。
さらに、格安航空会社(LCC)を利用することで、大幅なコスト削減が可能になります。ただし、LCCは預け荷物や座席指定に別途料金がかかることが多く、最終的にフルサービス航空と大差がない場合もあるため、総額を比較して判断しましょう。
8月から9月にかけての気候と混雑

韓国の8月から9月にかけての気候は、徐々に秋の気配も感じられるようになります。
・8月→蒸し暑く、気温は日中で30度を超える日が続く。
・9月→朝晩やや涼しさが戻り始め、過ごしやすくなる。
この時期の渡航でまず気をつけたいのは、熱中症対策です。屋外での観光には、帽子や日焼け止め、水分補給が欠かせません。室内と屋外の気温差が大きくなるため、薄手の羽織り物を持参するのも良いでしょう。
一方で、混雑状況もこの期間で変化します。8月中旬までは日本の夏休みと重なるため、主要な観光スポットやショッピングエリアは観光客で賑わいます。とくに週末や祝日、8月15日の光復節前後は、公共交通機関や観光地の混雑がピークを迎えるでしょう。
9月になると、夏休みの終わりとともに人出は落ち着きを見せ始めます。静かに観光を楽しみたい方には、8月下旬から9月上旬の移行期を狙うのが理想的です。また、この時期は宿泊料金も比較的落ち着く傾向があり、費用面でもメリットが大きくなります。
夏におすすめの観光&イベント
8月は色々なイベントが開催される観光のベストシーズンでもあります。暑さを避けつつ、涼しく楽しめるスポットや夏限定のイベントをうまく取り入れることで、旅の満足度が大きく変わります。
特に夏に人気を集めているアクティビティの一つが、ソウル・盤浦(バンポ)漢江公園で楽しめる「チューブスター(TubeSter)」です。大きなチューブ型のボートに乗り、夕暮れから夜にかけてライトアップされた漢江の景色をゆったり満喫。
営業時間は毎日16時から24時までと、夜のお出かけにもぴったり。料金は30分で35,000ウォン(約3,500円)、60分で55,000ウォン(約5,500)となっており、1台のボートを貸切で利用できるため、カップルや友人グループに特におすすめです。
もう一つ代表的なイベントとしては、ソウルの「漢江フェスティバル」が挙げられます。夜には漢江沿いがライトアップされ、音楽ライブや水上ショー、フードトラックが並ぶなど、都心でありながら自然とエンターテインメントを同時に楽しめる空間です。
一方、室内で楽しめるスポットを活用するのも夏の旅行のコツです。大型ショッピングモールや博物館、美術館などは、冷房が完備されており、暑さを避けながら文化的な体験が可能です。事前に開催中の展示や特別イベントをチェックしておけば、より充実した時間が過ごせるでしょう。
総括:8月の韓国旅行、値段・費用・服装について
この記事のポイントをまとめます。
- 8月の韓国は30度以上の暑さが続き、湿度は日本より低め
- ソウルの朝晩は新潟と同様に涼しさを感じる日もある
- 韓国の夏は乾いた暑さで直射日光対策が重要
- 通気性の良いコットンやリネンの服が適している
- UV対策には薄手の羽織りや日傘が役立つ
- 足元は坂道や石畳に備えてスニーカーが最適
- お盆時期(8月10日~20日)は旅行費用が最も高くなる傾向
- 8月上旬と下旬は比較的価格が抑えられやすい
- 格安ツアーはLCCや早期予約を活用すると効果的
- HISなどの大手旅行会社は現地サポートも充実している
- 台風は特に済州島や南部エリアで影響を受けやすい
- 光復節(8月15日)は行事で混雑しやすく、観光に制限が出る場合もある
- 飛行機代は2~3か月前の予約で安く抑えられる可能性が高い
- 8月後半から9月は徐々に気温が下がり、混雑も落ち着く
- 夏限定のイベントや漢江でのアクティビティも多く、楽しみが豊富

そうならないよう、観光地やショッピングスポットを満喫するためには、現地での移動や情報収集がスムーズにできることが鍵となり、「必須アイテム」や「便利なサービス」のガイド一覧が一層役立ちます。
このガイドでは、初めての方でもリピーターの方でも、必要な情報がすぐに見つかるように、旅行の準備に役立つ持ち物リストや、観光地での移動を快適にしてくれるアプリやサービスなどの情報を集めました。
韓国旅行がさらに楽しめるよう、事前におすすめのアイテムやサービスを確認し、準備を整えて出発しましょう。ぜひ「持ち物の必需品と便利アイテム一覧」をご覧いただき、満足度の高い理想の旅を実現してくださいね。