6月の韓国は、春から夏へと移行する時期で日差しが強くなる一方で下旬には梅雨入りするため、「どんな服装を準備すればいいの?」と悩むことがあるかもしれません。
そこで、この記事では6月の日中の暑さや冷房対策、梅雨時期の雨対策など、天候に合った服装や快適に過ごすためのポイントを紹介します。
さらに、6月の気候に合った必要な持ちものリストや、飛行機チケットの費用の目安、6月に行われる韓国の祝日やイベントに関する情報もお伝えします。
韓国の6月は気候や天気の変化が大きい季節ですが、事前にしっかり準備しておくと、楽しく快適な旅行が叶います。ぜひ最後までチェックして、6月の韓国旅行の計画にお役立てください。
- 6月の韓国の気温や天気、梅雨の影響について
- 6月の韓国旅行に適したおすすめの服装
- 気温の変化に対応する持ち物や靴の選び方
- 旅行費用やイベント・祝日の情報
6月の韓国旅行の服装・気温・梅雨情報をチェック

- 気温と気候の特徴
- 天気と降水量について
- 韓国の6月は梅雨入りの時期?
- 上旬の天候に合った服装
- 下旬のおすすめコーデ
- 6月の旅行に適した靴は?
気温と気候の特徴
6月の韓国は、春から夏へと移行する時期で、気温が上昇し本格的に暑くなる季節です。
- 日中の気温:25℃~30℃
- 最低気温:15℃~23℃
日本の6月と比較して、韓国の方がやや乾燥しているため、湿度による不快感は少ないですが、紫外線が強くなるので日焼け対策が必須です。
この時期の韓国は観光にも適しており、屋外アクティビティを楽しむにはぴったりのシーズンです。特に6月上旬~中旬は天候が安定しているので、ショッピングや観光地巡りがしやすい時期と言えます。
ただし、6月下旬からは梅雨に入るため、旅行計画を立てる際は天気予報をチェックし、雨具の準備を忘れないようにすることが大切です。
天気と降水量について

韓国の6月の天気は、月の前半と後半で大きく異なります。6月上旬から中旬にかけては、晴れの日が多く、湿度も比較的低めで過ごしやすいですが、6月下旬になると梅雨前線の影響を受け、雨の日が増えてきます。
韓国の梅雨は日本の梅雨と異なり、しとしとと降り続く雨というよりは、短時間で激しく降るスコールのような雨が特徴です。降水量は、地域によって違いがあります。
- ソウル:平均降水量は約133mm。東京よりも若干少なめですが、梅雨入り後は局地的な豪雨が発生することもあります。
- 釜山・済州島:月間降水量が200mmを超えることも。特に済州島は梅雨入りが早いため、6月中旬から本格的な雨季に入ることを念頭に置いておくと良いでしょう。
6月の韓国は日中の気温が高く、強い日差しが降り注ぐ日も多いですが、雨が降ると気温が急激に下がることがあります。特に、夕方から夜にかけての気温差が大きくなるため、薄手の羽織りを持っておくと安心です。
韓国の6月は梅雨入りの時期?

韓国の梅雨は例年6月下旬から始まり、7月中旬から下旬にかけて続きます。日本の梅雨と比較すると、韓国の梅雨は短期間に集中して強い雨が降ることが特徴です。
特に6月後半になると、梅雨前線が本格的に影響を及ぼし、1日中降り続く雨や、突然のスコールのような強い雨が発生しやすくなります。地域ごとの梅雨入りのタイミングは以下の様になります。
地域 | 梅雨入り時期 | 梅雨明け時期 |
---|---|---|
ソウル | 6月29日頃 | 7月27日頃(約29日間) |
釜山 | 6月22日頃 | 7月27日頃(約36日間) |
済州島 | 6月19日頃 | 7月27日頃(約39日間) |
韓国の梅雨の特徴として、朝は晴れていても午後から急に大雨になることが多いため、旅行中も常に天気予報をチェックし、折りたたみ傘やレインコートを持ち歩くと安心です。
また、韓国の都市部では雨が降ると滑りやすいタイル舗装の道が多いため、滑りにくい靴を選ぶとなお良いでしょう。
上旬の天候に合った服装

6月上旬の韓国は、梅雨入り前の比較的安定した気候が続き、晴れの日が多くなります。この時期の平均気温は25℃前後で、日中は30℃近くまで上昇することもありますが、朝晩は涼しく感じることがあります。
日中の観光やショッピングには、半袖のTシャツやブラウス、ワンピースなどの涼しい服装が適しています。ただし、日差しが強く、UVカット加工が施された衣類や、帽子、サングラスなどの紫外線対策も欠かせません。
一方で、室内では冷房が強く効いていることもあるので、カーディガンや薄手のジャケットを持ち歩くと快適に過ごせます。
下旬のおすすめコーデ

6月下旬になると梅雨入りし、天気が不安定になります。このため、服装選びのポイントは「快適さ」と「雨対策」のバランスを取ることです。
雨の日は、速乾性のある素材の服を選ぶと、濡れた際にすぐ乾いて快適に過ごせます。ワイドパンツやロングスカートは雨で濡れやすいので、丈の短いボトムスや、膝丈のスカートが適しています。トップスは、吸湿性や通気性の高いリネン素材やコットン素材のものが快適です。
また、屋外ではレインコートや防水ジャケットを着用し、バッグも防水加工されたものを選ぶと良いでしょう。
6月の旅行に適した靴は?
6月の韓国旅行では、特に、月の前半は晴天が続くことが多く、観光地を歩き回る機会が増えるため、長時間履いても疲れにくい、軽量でクッション性のあるスニーカーがお勧めです。
韓国は坂道が多い地域もあるので、ランニングシューズやウォーキングシューズなど、通気性が高く、長時間歩いても足が痛くなりにくい靴を選ぶと、快適に旅行を楽しめます。
一方で、月の後半は梅雨入りする地域が増え、突然の雨や湿度による蒸れを考慮する必要があります。これらを踏まえ、防水性のある靴が必要となります。
防水スニーカーや防水スプレーを靴にかけておくと、急な雨でも足元が濡れにくくなりますし、ソウルなどの都市部では、タイルや石畳の道が多く、雨の日には滑りやすくなるため、滑り止めのついた靴底のものを選ぶと安心です。
6月の韓国旅行の服装と必要な持ち物

- 必要な持ちものリストをチェック
- 飛行機チケットの費用の目安
- 6月の韓国旅行は安い?
- 6月に行われるイベントと祭り
- 6月の休日と祝日情報
必要な持ちものリストをチェック
6月の韓国旅行では、暑さと梅雨の影響を考慮したアイテム選びがお勧めです。日中は25℃以上になるため、通気性の良いTシャツやブラウスを選び、夜の気温低下に備えて薄手のカーディガンを持参すると安心です。梅雨対策として、防水性のあるウインドブレーカーや折りたたみ傘も準備しましょう。
また、紫外線対策として日焼け止めや帽子、サングラスも欠かせません。
そして、韓国はキャッシュレス決済が進んでいますが、少額のウォンを持っておくと便利で、公共交通機関の利用にはT-moneyカードの購入がおすすめです。
さらに、変換プラグやポケットWi-Fi、eSIMなどを準備し、移動中の通信環境を確保したり、韓国ではスーパーのレジ袋が有料のため、エコバッグを持参するとお土産を買う際にも便利です。
これらのアイテムを事前に準備して、快適な韓国旅行を楽しんでくださいね。
飛行機チケットの費用の目安

6月の韓国行きの飛行機チケットの価格は、時期や航空会社、予約のタイミングによって大きく異なります。6月はゴールデンウィークが終わり、夏休みシーズン前の比較的落ち着いた時期であるため、格安チケットが見つけやすい時期です。
一般的に、東京(成田・羽田)発のソウル(仁川・金浦)行きの片道航空券は、LCC(格安航空会社)を利用すると12,000円~20,000円程度が相場で、往復で購入すると、24,000円~40,000円程度になることが多いです。
一方、大手航空会社(ANA・JAL・大韓航空・アシアナ航空など)を利用すると、片道20,000円~40,000円、往復で40,000円~80,000円程度になることが一般的です。
大手航空会社のメリットとしては、手荷物の無料預け入れが可能であること、座席が広めで快適に過ごせること、機内食やドリンクサービスが含まれていることが挙げられます。そのため、移動時間の快適さを重視する場合は、LCCではなく大手航空会社を選ぶのも一つの方法です。
6月の韓国旅行は安い?

6月の韓国旅行は、ゴールデンウィークと夏休みの間に位置するため、比較的リーズナブルに旅行できる時期といえます。特に、航空券やホテルの価格は、繁忙期と比べると抑えられることが多く、コストを節約しながら韓国旅行を楽しむことが可能です。
宿泊費についても、6月は比較的安くなる傾向があります。平日であればホテルの価格が下がりやすく、1泊5,000円~10,000円程のリーズナブルな宿泊施設も豊富に見つかりますが、週末や人気のエリア(明洞、東大門、江南など)では、需要が高まると宿泊費が上昇するため、早めの予約がお勧めです。
また、6月の後半は梅雨入りするため、天候によっては屋外の観光が難しくなることがあります。雨の日には、ショッピングやグルメツアーなど、屋内で楽しめるプランを考えておくと、天候に左右されずに旅行を満喫できます。
6月に行われるイベントと祭り
韓国では6月にさまざまなイベントや祭りが開催され、観光とともに現地の文化を楽しむことができます。時期が合えば、伝統文化や音楽フェスティバル、スポーツイベントなど、多彩なジャンルの催しがあるので、訪れるタイミングに合わせて予定を組むのもおすすめです。
①釜山ワンアジアフェスティバル
2025年6月11日~13日には、釜山展示コンベンションセンター、BEXCOなどで「釜山ワンアジアフェスティバル(Busan One asia Festival)」が開催されます。
これは、今年で9回目を迎える大型韓流イベントで、K-POPアーティストのライブや、伝統音楽のパフォーマンスが楽しめるため、音楽好きの旅行者には特におすすめです。
2025年の一次ラインナップには、男性K-POPグループNCTの派生ユニットWayV(ウェイブイ)とNCT WISH(エヌシーティーウィッシュ)の出演が発表されています。(参考:コネスト)
プログラム | 日時 | 場所 | 内容 |
---|---|---|---|
BOFコンサート | 6月11日~13日 | BEXCO | ・K-POP人気アイドルグループのライブ ・K-POPバンドコンサート ・新人アーティストショーケース |
パークコンサート | 6月7日 | 華明生態公園 | ・市民と観光客が自由に楽しめる無料公演 ・韓国の人気歌手と地域ミュージシャンのヒーリングステージ |
②江陵端午祭
6月の代表的なイベントの一つに「江陵端午祭」があります。ユネスコの無形文化遺産にも登録されているこの祭りは、韓国の江陵(カンヌン)で開催され、韓国伝統のシルム(韓国相撲)や仮面劇、巫俗儀式などが行われます。歴史的な背景を持つこの祭りは、韓国の伝統文化を深く知る機会となるでしょう。
6月の休日と祝日情報
韓国では6月に「顕忠日(ヒョンチュンイル)」という祝日があります。これは例年6月6日に、戦没者を追悼する日として制定されています。この日は政府主催の追悼行事が国立墓地「国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)」で行われ、国民も黙祷を捧げる時間が設けられます。
観光への影響としては、一部の公共施設や商業施設が短縮営業になる可能性があるため、事前に営業時間を確認することをおすすめします。しかし、一般的にはほとんどの観光地や飲食店は通常通り営業しているので、大きな影響は少ないでしょう。
旅行の際には、韓国の祝日も念頭に置いておくことで、よりスムーズな旅行計画を立てることができます。
総括:6月の韓国旅行と服装について
この記事のポイントをまとめます。
- 6月の韓国は春から夏への移行期で気温が上昇する
- 日中の気温は25~30℃、最低気温は15~23℃程度
- 梅雨入りは6月下旬からで、短時間の強い雨が特徴
- ソウルの降水量は平均133mm、済州島は200mm以上になることも
- 6月上旬は比較的晴れが多く観光しやすい時期
- 6月下旬は梅雨の影響で雨が増え、服装や持ち物の工夫が必要
- 紫外線が強いため、日焼け止めや帽子、サングラスが必須
- 室内の冷房が強いため、薄手のカーディガンや羽織りが便利
- 防水シューズや滑りにくい靴を選ぶと雨の日でも快適
- 6月の韓国旅行には折りたたみ傘やレインコートが役立つ
- 航空券はLCCなら片道12,000円~、大手航空会社は20,000円~
- 6月の宿泊費は比較的安いが、週末や人気エリアは高くなる
- 韓国の6月には音楽フェスや伝統祭りなどのイベントが多い
- 6月6日は戦没者追悼の「顕忠日」で一部施設の営業時間に注意
- 現地のキャッシュレス化が進んでいるため、T-moneyカードや少額ウォンを準備すると便利

そうならないよう、観光地やショッピングスポットを満喫するためには、現地での移動や情報収集がスムーズにできることが鍵となり、「必須アイテム」や「便利なサービス」のガイド一覧が一層役立ちます。
このガイドでは、初めての方でもリピーターの方でも、必要な情報がすぐに見つかるように、旅行の準備に役立つ持ち物リストや、観光地での移動を快適にしてくれるアプリやサービスなどの情報を集めました。
韓国旅行がさらに楽しめるよう、事前におすすめのアイテムやサービスを確認し、準備を整えて出発しましょう。ぜひ「持ち物の必需品と便利アイテム一覧」をご覧いただき、満足度の高い理想の旅を実現してくださいね。