韓国旅行に便利な決済ツールとして注目されている「WOWPASS」。しかし、いざ使おうと思っても「どこで買えるのか」「日本でも事前に入手できるのか」といった基本的な情報が分かりにくいと感じる方も少なくありません。
現地での入手場所や発行手続き、アプリとの連携方法、チャージ手段など、公式サイトや口コミだけでは断片的な情報にとどまることもあります。
そこで、本記事では「WOWPASSはどこで買える?」という疑問を中心に、日本と韓国それぞれでの購入方法や、仁川空港・釜山の具体的な設置場所、使い方や注意点までをわかりやすくまとめました。
初めて利用する方でも安心して準備ができるよう、実用的な情報を整理していますので、旅行前にぜひチェックしてみてください。
- WOWPASSを日本で購入する方法と手順
- 韓国での購入場所と設置機情報
- 現地でのチャージ方法や利用できる店舗
- アプリ連携や交通機関での使い方と注意点
WOWPASSはどこで買える?購入場所について

- 日本で作ることは可能?
- 日本では使える?
- 韓国のどこで買える?現地での買い方
- 釜山での取り扱いは?
- 仁川空港での発行・設置場所
- アプリと連携して使うための準備
日本で作ることは可能?
日本国内ではAmazonを通じてWOWPASSを購入するのが現時点での主な方法です。
Amazonで購入してカードが届いた後は、同封のガイドに従って専用アプリをダウンロードし、カードとパスポート情報を登録すれば、利用できる状態になります。
この手続きを日本で済ませておくことで、現地到着後に機械の前で時間をかける必要がなくなるため、旅行の時短に大きく貢献します。
ただし、日本で購入する場合は価格が少し割高です。韓国では約5,000ウォン(約500円)で発行されますが、Amazonでは800円前後で販売されており、若干のコスト差があります。しかしながら、旅行当日の混雑や手続きの手間を回避できるという点では、この差額は十分に妥当と考えられます。

ちなみに筆者自身はAmazonで購入しました。旅行前に事前に準備したことによって、現地で発行手続きのストレスを減らすことができ、大きなメリットとなりました。もちろんAmazonで購入したカードでも、問題なく韓国国内で利用できます。
日本では使える?
WOWPASSカードは、主に韓国国内の外国人観光客向けに設計されたプリペイド型決済カードであり、日本国内での利用には対応していません。
しかし、日本でできることもあります。たとえば、アプリからクレジットカードやモバイルペイで残高チャージに対応しているため、日本での事前チャージが可能です。
さらに、WOWPASSアプリにはレート確認や残高チェック機能が備わっており、旅行の計画段階でお金の管理がしやすくなっています。日本ではWOWPASS自体の利用はできませんが、事前準備ツールとしては役立ちます。
韓国のどこで買える?現地での買い方
WOWPASSカードは空港、駅、ショッピングモールなど、多数の無人両替機「WOW EXCHANGE」で購入できます。
カードの新規発行をする場合、WOWPASS機械で日本語を選択し、「新規カード発行」を選びます。その後、パスポートのスキャンと簡単な情報入力を行い、チャージする通貨として「日本円」を選択。チャージ金額を決定し、現金を投入することでカードが発行され、有効化手続きも自動的に行われます。
これらの機械は空港だけでなく、明洞駅、弘大入口駅、ロッテマート、ホテルのロビーなど、観光客が多く集まる場所にも設置されており、地図や一覧は公式アプリや公式サイトで簡単に確認できるため、旅行の計画に組み込むことも簡単です。
現地でのメリットは、直接ウォンに両替しつつチャージできるので、現金を持参する人には最適です。ただし、機械の前が混雑することもあるので、時間に余裕を持って行動するのが望ましいです。
釜山での取り扱いは?
釜山でもWOWPASSカードの取り扱いがあります。具体的には、以下の場所で無人両替機が配置されています。
施設名 | 最寄駅・出口 | 距離 | 案内位置 |
---|---|---|---|
アヴェンツリーホテル釜山 | チャガルチ駅7番出口 | 350m | 6階ロビー |
プムグローバル医院 釜山店 | 西面駅1番出口 | 280m | 1階受付横 ※営業時間変動あり |
釜山アクアリウム | 海雲台駅5番出口 | 560m | 1階出口付近 |
ロッテ百貨店釜山本店 | 西面駅7番出口 | 132m | 1階tax refund付近 |
釜山港国際旅客2ターミナル | KTX釜山駅近く | – | 6:00〜23:59 |
釜山国際クルーズターミナル(影島) | KTX釜山駅から車で | 20分 | – |
ラマダアンコール バイ ウィンダム釜山駅 | 釜山駅6番出口 | 100m | 1階ロビー |
トラベロッジスイート釜山センタム | センタムシティ駅11番出口 | 360m | 1階フロント |
L7海雲台 | 海雲台駅5番出口 | 500m | 3階フロント |
GS25 釜山駅店 | 釜山駅7番出口 | 80m | コンビニ内 |
釜山ビジネスホテル | 西面駅7番出口 | 450m | 1階フロント |
イビスアンバサダー釜山シティセンター | 釜田駅1番出口 | 80m | 17階フロント |
フェアフィールド・バイ・マリオット釜山 | 海雲台駅3番出口 | 800m | 1階フロント |
ロッテプレミアムアウトレット東釜山店 | オシリア駅1番出口 | 500m | 1階西側トイレ横 |
東横INN釜山西面 | 西面駅10番出口 | 400m | 1階フロント |
東横INN釜山中央駅 | 中央駅17番出口 | 380m | 1階フロント |
東横INN釜山海雲台2 | 海雲台駅5番出口 | 600m | 1階フロント |
ラマダアンコール バイ ウィンダム釜山海雲台 | 海雲台駅3番出口 | 20m | 3階フロント |
東横INN釜山駅1 | KTX釜山駅1番出口 | 80m | 1階フロント |
ロッテホテル釜山 | 西面駅7番出口 | 300m | 1階西口方面ATM横 |
ソラリア西鉄ホテル釜山 | 西面駅7番出口 | 600m | 3階フロント |
シグニエル釜山 | 海雲台駅 | 1.3km | 地下1階 駐車場精算機横 |
釜山でも交通機関や飲食店、カフェ、コスメショップなど、キャッシュレス決済が進んでいるため、WOWPASSの利便性は非常に高いです。ただし、屋台や一部のローカル市場、スマホ決済が主流の一部サービスでは使用できないことがあるので、現金の準備も忘れないようにしましょう。
仁川空港での発行・設置場所

仁川空港には「第1ターミナル」と「第2ターミナル」の両方に対応機があり、具体的には、第1ターミナルのCUコンビニ1号店、第2ターミナルのCUコンビニ3号店に専用機が設置されています。
これらの機械では新規カードの発行、再発行、残高チャージに対応していますが、現金の引き出しや外貨両替には非対応です。この点は見落とされやすいため、特にウォンの現金を用意したい人は注意が必要です。
観光シーズンや午前中の到着便が重なる時間帯は、これらの機械前に長蛇の列ができることがあります。そのため、少し時間に余裕を持って空港に到着するか、混雑を避けたい場合は別の市内設置機を検討するのも手です。
アプリと連携して使うための準備
WOWPASSアプリはiOSおよびAndroidの両方に対応しています。ダウンロードしてアプリを起動したら、会員登録を行い、パスポート番号など必要な情報を入力します。カード番号を手入力するか、カメラで読み取ることで、アプリ内に自分のカードを登録できます。
アプリにカードが登録されると、チャージ操作ができるほか、利用明細の確認もリアルタイムで可能になります。特に、旅行中にいくら使ったかが把握しやすくなるため、予算管理にも役立つ機能です。
また、アプリでは各地の設置機情報やキャンペーン情報なども随時更新されています。特典や割引情報を活用することで、よりお得な旅が実現できるでしょう。
WOWPASSはどこで買える?旅行前の豆知識

- チャージ方法とクレジットカードの使い分け
- チャージ上限と残高の引き出し条件
- 日本円に戻すには?払い戻し手順
- 公共交通機関で使うには
- 利用できる場所・使えない場所の違い
- 利用手数料・サービス内容・注意点
チャージ方法とクレジットカードの使い分け
WOWPASSカードに残高をチャージする方法は、大きく分けて「現金チャージ」と「アプリチャージ」の2つに分かれます。
■現金チャージ
韓国国内に設置されているWOWPASS機械を使って行う方法です。
現金は16種類以上の外貨に対応しており、日本円ももちろん利用可能です。
これにより、事前に両替所でウォンに換金する手間が省けるほか、一般の両替レートよりも有利な条件でチャージできる場合があります。
■アプリチャージ
WOWPASSアプリから直接行います。
対応するクレジットカードやモバイルペイを使えば、韓国現地で現金がなくてもすぐにチャージできるのが魅力です。
ただし、1回あたりのチャージ上限が制限されています。
チャージの上限については次の項目で詳しくお伝えします。
チャージ上限と残高の引き出し条件
WOWPASSカードのチャージの上限ですが、WOWPASSカードそのものには100万ウォン(約10万円)までの残高制限があります。
これはクレジットカードのように無制限に使えるわけではないため、旅行の際は予算に応じて都度チャージが必要です。
項目 | 内容 |
---|---|
💳 現金チャージ(機械) | 1日:200万ウォン(約20万円) 1週間:1,000万ウォン(約100万円) |
📲 アプリチャージ(クレカ等) | 1回:20万ウォン(約2万円) 月間:100万ウォン(約10万円) |
💵 引き出し(機械) | 1回の上限:10万ウォン 手数料:1,000ウォン/回 |
⚠️ 引き出しに関する注意事項 | 硬貨・小銭は引き出し不可 |
なお、引き出しにはWOWPASSアプリでの認証が必要です。PIN番号の入力やアカウント登録が済んでいないと利用できないため、事前の準備をしておきましょう。また、仁川空港の一部機械では引き出し機能が使えないことにも注意が必要です。
日本円に戻すには?払い戻し手順
WOWPASSカードの残高を日本円に戻す場合、まずは韓国ウォンの現金での引き出しが基本です。
払い戻し(ウォンの引き出し)は、「WOW Exchange」の無人両替機で行います。
ウォンを払い戻したあと、空港内の両替所などを利用して日本円に戻します。払い戻しに手間がかかるケースもあるため、数千円程度の残高であれば、次回渡韓時の利用に備えてそのままカードに残しておくのも一つの方法です。
公共交通機関で使うには
WOWPASSカードは、買い物だけでなく韓国の公共交通機関でも使える点が大きな特徴です。
WOWPASSカード自体に「T-money機能(韓国の交通系ICカードと同様の機能)」が内蔵されているので、地下鉄、バス、タクシー、一部のコンビニでも使うことができます。
機械にタッチするだけで運賃が引き落とされる仕組みなので、紙の切符を買う必要がなく、観光中の移動がとてもスムーズになります。
しかし、ここで重要なのは、WOWPASSにチャージした残高とは別に、T-money用の残高が必要になるという点です。
T-moneyへのチャージは、地下鉄駅に設置されている券売機や、CUなどのコンビニでも可能ですが、チャージにはウォンの現金が必要になります。そのため、WOWPASSカードの残高をウォン現金に引き出してからチャージする流れを覚えておくと便利です。
利用できる場所・使えない場所の違い

WOWPASSカードの利用可能な場所としては、一般的な飲食店、ショッピングモール、カフェ、コンビニ、コスメショップ、病院(整形外科・皮膚科含む)、観光施設、さらには無人販売機など、韓国国内のほとんどのオフライン店舗で使用できます。
一方で、注意が必要なのは「オンライン決済」や「スマホ決済」には対応していない点です。例えば、韓国で主流の出前アプリ「배달의민족(ペダルの民族)」や「ク―パン」などは、外国人観光客の決済に制限があるため、WOWPASSでは利用できません。
また、現金のみでの支払いを求められる屋台や伝統市場、地下商店街の一部でも使えないケースが多く見られます。
このように、基本的にはオフラインでICチップを読み取る店舗での利用が前提となっています。少額の現金は常に手元に持っておくと使えない場面にも柔軟に対応できます。
利用手数料・サービス内容・注意点
WOWPASSの初回カード発行時には以下の手数料がかかります。
項目 | 内容 |
---|---|
初回カード発行費用 | 5,000ウォン(約500円) ※チャージ金額から自動差し引き/返金不可 |
再発行手数料 | 3,000ウォン(紛失・不具合いずれも必要) |
出金手数料 | 1,000ウォン/1回 |
1回あたりの出金上限額 | 10万ウォン |
引き出し方法 | 韓国内の対応両替機のみ(例:WOW Exchange) |
引き出しに関する注意事項 | 一部の機械(例:仁川空港など)では出金不可 ※事前に設置場所の確認が必要です |
手数料は発生しますが、現地で両替所に並んだり、レートの悪い換金をするよりも手軽で経済的に済むケースも多いです。使用履歴やレート確認もアプリで可能なため、出費管理にも役立ちます。
総合的に見て、手数料とサービス内容を把握したうえで計画的に使うことで、WOWPASSは韓国旅行をより快適なものにしてくれる優れたツールと言えます。
WOWPASSはどこで買えるのか総括
この記事のポイントをまとめます。
- WOWPASSは日本ではAmazonで購入できる
- 日本で事前に登録しておけば現地での手続きが不要
- 韓国国内では空港・駅・ホテルなどの無人機で購入可能
- 現地購入時はパスポートと日本円が必要
- 仁川空港では第1・第2ターミナルのCUコンビニに設置機がある
- 釜山でも駅やホテル、ショッピング施設など多くの設置場所がある
- 日本国内では決済に使えないが事前チャージなどの準備は可能
- アプリと連携することで利用履歴や残高管理ができる
- 現金チャージとアプリチャージの2種類の方法がある
- クレジットカードでのチャージには上限があるため注意が必要
- チャージ済みの残高は無人機でウォン現金として引き出せる
- 公共交通機関ではT-money機能を利用する必要がある
- T-money残高は別途現金でのチャージが必要
- 屋台や地下商店街など一部現金のみの店舗では使用不可
- 初回発行や再発行、出金にはそれぞれ所定の手数料がかかる

そうならないよう、観光地やショッピングスポットを満喫するためには、現地での移動や情報収集がスムーズにできることが鍵となり、「必須アイテム」や「便利なサービス」のガイド一覧が一層役立ちます。
このガイドでは、初めての方でもリピーターの方でも、必要な情報がすぐに見つかるように、旅行の準備に役立つ持ち物リストや、観光地での移動を快適にしてくれるアプリやサービスなどの情報を集めました。
韓国旅行がさらに楽しめるよう、事前におすすめのアイテムやサービスを確認し、準備を整えて出発しましょう。ぜひ「持ち物の必需品と便利アイテム一覧」をご覧いただき、満足度の高い理想の旅を実現してくださいね。