釜山への旅行計画、心躍りますよね!釜山のベストシーズンを選ぶには、現地の気候や台風シーズンはいつなのか、雨の少ない時期はいつかといった天気のことまで、知っておきたい情報がたくさんあります。
この記事では、おすすめの観光プランや人気の観光スポット、そして釜山で泊まるならどこがいいのかまで、釜山旅行のすべてがわかる、そんな情報をお届けします。
- 気候が穏やかな春と秋が観光のベストシーズン
- 旅費を抑えるなら寒さが厳しい冬が狙い目
- 夏はビーチリゾート目的、台風シーズンに注意
- 季節に合わせた服装と滞在日数計画
釜山旅行のベストシーズンを気候と料金から解説

- 釜山の年間の気候と特徴
- 雨が少ない時期はいつなのか
- 釜山の台風シーズンはいつ頃?
- 釜山旅行は何月が安い?
- 2泊3日の旅費はいくらくらい?
- 旅行は何泊くらいがちょうどいい?
釜山の年間の気候と特徴
釜山旅行を計画する上で最も大切なのが、年間の気候を分かっておくことです。釜山は日本と同じく四季がはっきりと分かれており、季節ごとに異なる魅力と注意点があります。
全体的な特徴として、首都ソウルよりは冬の寒さが穏やかで、夏は東京ほどの猛暑になりにくい海洋性の気候です。
ただし、海沿いの都市であるため、年間を通して風が強い傾向にあります。以下の表で、月ごとの平均気温と降水量の目安を確認してみましょう。
月 | 平均最高気温(℃) | 平均最低気温(℃) | 降水量(mm) |
---|---|---|---|
1月 | 7.8 | -0.5 | 34 |
2月 | 9.7 | 1.1 | 52 |
3月 | 13.4 | 4.8 | 85 |
4月 | 18.2 | 9.9 | 136 |
5月 | 21.5 | 14.3 | 157 |
6月 | 24.4 | 18.0 | 208 |
7月 | 27.4 | 21.6 | 317 |
8月 | 29.4 | 23.5 | 255 |
9月 | 26.3 | 19.2 | 158 |
10月 | 22.7 | 14.1 | 59 |
11月 | 16.3 | 7.9 | 46 |
12月 | 10.4 | 1.9 | 23 |
観光のベストシーズン
気候が穏やかで過ごしやすい春(4月~5月)と秋(9月~10月)が、街歩きや屋外の観光に最も適したシーズンです。
春は桜が咲き誇り、秋は空気が澄んで快適な気候が続きます。夏は海水浴など海でのアクティビティが楽しめますが、梅雨や台風の時期と重なるため注意が必要です。
冬は寒さが厳しいものの、空気が乾燥して晴天の日が多く、旅費も安くなるというメリットがあります。
雨が少ない時期はいつなのか解説

旅行中に雨が降ると、行動が制限されてしまうこともありますよね。釜山で雨が少ない時期を狙うなら、断然「冬」です。
データを見ても分かる通り、12月、1月、2月は一年で最も降水量が少なく、空気が乾燥しています。晴天率も高いため、冬の澄んだ空気の中で観光を楽しみたい方には最適な時期と言えるでしょう。
逆に、最も雨が多いのは梅雨の時期にあたる6月下旬から7月です。この時期は湿度も高く、蒸し暑い日が続きます。折りたたみ傘や濡れても良い靴など、雨対策をしっかりとしていく必要があります。
秋(10月~11月)も比較的降水量が少なく、気候も安定しているため、冬の寒さが苦手な方には秋がおすすめです。どの季節であっても、山の天気のように変わりやすいこともあるため、折りたたみ傘は常に携帯しておくと安心です。
釜山の台風シーズンはいつ頃?
釜山旅行で特に注意したいのが台風シーズンです。日本と同様に、釜山も台風の影響を受けることがあります。
釜山の台風シーズンは、主に8月から9月です。この時期は、台風が朝鮮半島に接近・上陸する可能性が最も高まります。日本から最も近い海外都市の一つである釜山は、日本とほぼ同じタイミングで台風の影響を受けることが多いです。
台風シーズンの注意点
台風が接近すると、飛行機の欠航や遅延が発生するリスクが高まります。また、強風や大雨により、屋外の観光スポットが閉鎖されたり、公共交通機関が乱れたりすることもあります。
この時期に旅行を計画する際は、必ず海外旅行保険に加入し、天気予報をこまめにチェックするようにしましょう。
もし旅行中に台風が接近した場合は、無理な外出は避け、ホテルなど安全な屋内で過ごすことを最優先してくださいね。
釜山旅行は何月が安い?

釜山旅行の費用が安くなる、いわゆる「オフシーズン」は、観光客の需要が少なくなる時期と一致します。
最も料金が下がるのは、寒さが厳しい冬の時期です。具体的には、年末年始のピークを過ぎた1月中旬から2月と、クリスマス前の12月上旬が狙い目です。この時期は航空券もホテルの宿泊費も安くなることが多く、格安で釜山旅行を実現できます。
また、梅雨にあたる6月下旬から7月上旬も、雨を敬遠する人が多いため、比較的料金が安くなる傾向にあります。気候よりも費用を重視する方にとっては、検討する価値のある時期と言えます。
ゴールデンウィークや夏休み、秋の連休などの大型連休は、料金が最も高騰します。少し日程をずらすだけでも、旅費を大幅に節約できることが多いですよ!
2泊3日の旅費はいくらくらい?
釜山旅行で最も一般的な2泊3日の日程で、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
費用はシーズンや個人の使い方によって大きく変わりますが、一人あたり約5万円~10万円が目安となります。
2泊3日の旅費の内訳(目安)
- 航空券:1万円~3万円(LCC利用のオフシーズンか、フルサービスキャリアの繁忙期かで大きく変動)
- 宿泊費:5,000円~2万円(1泊3,000円のゲストハウスから1泊1万円以上のホテルまで様々)
- 食費・交通費・観光費:2万円~5万円
上記の通り、旅費の中で最も変動が大きいのは航空券と宿泊費です。LCCを利用し、宿泊先をゲストハウスや格安ホテルにすれば、総額2万円台で旅行することも不可能ではありません。
一方で、ハイシーズンの週末にフルサービスキャリアや高級ホテルを利用すれば、6万円以上になることもあります。
旅費を抑えるコツは、LCCのセールを狙うこと、そして平日に旅行することです。特に福岡発の場合はフライト時間も短く、国内旅行感覚の費用で楽しむことができます。
旅行は何泊くらいがちょうどいい?

釜山旅行に行きたいけど、何日くらい休みを取ればいいんだろう?
と悩む方も多いと思いますが、日本からの距離が近いため、短い日程でも満喫できるのが釜山の魅力です。
1泊2日:弾丸満喫コース
週末を利用した弾丸旅行に最適です。フライト時間が短いので、午前便で出発し、翌日の午後便で帰国すれば、滞在時間をしっかり確保できます。
ショッピングやグルメ、中心部の主要観光スポットに絞ると、1泊2日でも十分に楽しめます。
2泊3日:定番・王道コース
最も多くの旅行者が選ぶのがこの日程です。市内の主要な観光地を巡り、ショッピングやグルメ、さらには少しリラックスする時間も取れます。初めて釜山を訪れる方には、この2泊3日が最もおすすめです。
3泊4日:ゆったり郊外コース
時間に余裕がある方なら、3泊4日が理想的です。市内観光はもちろん、少し足を延ばして「海東龍宮寺」などの郊外の観光スポットを訪れたり、スパでゆっくり疲れを癒したりと、釜山の多様な魅力を深く味わうことができます。
釜山のベストシーズンを楽しむための旅行準備

- 季節ごとのおすすめの服装
- 釜山で泊まるならどこがいい?
- ベストシーズンにおすすめの観光
- 押さえておきたい人気観光スポット
季節ごとのおすすめの服装
釜山の気候は東京と似ており、服装の準備は比較的簡単です。基本的には、旅行する時期に東京で着ている服装をそのまま準備すれば問題ありません。
春(3月~5月)
3月はまだ肌寒さが残るので、薄手のコートが必要です。4月、5月と暖かくなりますが、朝晩は冷え込むことがあります。
ジャケットやカーディガンなど羽織れるものがあると便利です。重ね着で体温調節ができるように準備しましょう。
夏(6月~8月)
日本の夏と同じく、半袖やワンピースなど通気性の良い服装が基本です。ただし、屋内は冷房が強く効いていることが多いので、薄手の長袖の上着は必須アイテムです。また、日差しが強いので帽子やサングラス、日焼け止めも忘れずに。
秋(9月~11月)
9月はまだ残暑が厳しい日もありますが、10月になると過ごしやすい気候になります。長袖シャツやニットにジャケットを合わせるスタイルがおすすめです。11月後半にはコートが必要になる寒さになります。
冬(12月~2月)
ソウルほどではありませんが、冬の釜山もしっかり冷え込みます。特に海からの風が強く、風を通さないダウンコートや厚手のコートは必需品です。マフラーや手袋、帽子、カイロなどで万全の防寒対策をしていきましょう。
釜山で泊まるならどこがいい?

ホテルの立地は、旅行の効率と満足度を大きく左右します。釜山には魅力的なエリアがいくつかあり、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
西面(ソミョン):ショッピングとグルメの中心地
釜山で最も賑やかな繁華街。ロッテ百貨店をはじめとするデパートや地下街があり、ショッピングに最適です。
夜遅くまで営業している飲食店も多く、アクティブに過ごしたい若者やグルメを楽しみたい方におすすめです。
南浦洞(ナムポドン):観光の拠点に最適
チャガルチ市場や国際市場、釜山タワーなど、主要な観光スポットが集まるエリアです。昔ながらの雰囲気が残り、食べ歩きも楽しめます。観光メインで効率よく回りたい方にぴったりの立地です。
海雲台(ヘウンデ):ビーチリゾートを満喫
韓国を代表するビーチリゾート。高級ホテルやスパ、カジノなどが立ち並び、リゾート気分を味わえます。美しい海岸線を散策したり、オーシャンビューのカフェで過ごしたりと、ゆったりとした滞在を求める方におすすめです。
ベストシーズンにおすすめの観光

気候が穏やかな春と秋のベストシーズンには、釜山の美しい景色を堪能できる屋外の観光が特におすすめです。
春には、桜の名所として知られる「月見の丘(タルマジギル)」の散策が、とても気持ちが良いです。カフェやギャラリーも多く、のんびりとした時間を過ごせます。
また、秋には「釜山国際映画祭」が開催され、街全体が活気に満ち溢れます。映画祭の雰囲気を味わいながら、有名人に会えるチャンスもあるかもしれません。
どちらの季節も、カラフルな家並みが印象的な「甘川文化村」を訪れるのに最適です。坂道が多い村ですが、気候が良い時期なら快適にアートな路地を散策できるでしょう。
過ごしやすい季節は、屋外のカフェテラスで釜山の街並みや海を眺めながら過ごすのも最高で、時間を忘れてリラックスできますよ。
押さえておきたい人気観光スポット

釜山には見どころがたくさんありますが、ここでは絶対に外せない定番の観光スポットをいくつかご紹介します。
甘川文化村(カムチョンドンムナマウル)
「韓国のマチュピチュ」とも呼ばれる、山の斜面にカラフルな家が密集するアートな村。路地裏のウォールアートや「星の王子さま」のオブジェなど、どこを撮っても写真映えする人気のスポットです。
海雲台ブルーラインパーク
廃線となった鉄道跡地を利用した海辺の観光列車。特に、カラフルなカプセルに乗って海岸沿いの景色を楽しめる「スカイカプセル」は、SNSで話題沸騰中の大人気アトラクションです。
チャガルチ市場
釜山を代表する巨大な魚市場。活気あふれる市場の雰囲気を感じながら、新鮮な魚介類をその場で味わうことができます。1階で魚を選び、2階の食堂で調理してもらうのが定番の楽しみ方です。
釜山タワー(釜山ダイヤモンドタワー)
龍頭山公園にそびえ立つ釜山のランドマーク。展望台からは釜山の街並みや港を360度見渡すことができ、特に夜景は圧巻の美しさです。
釜山ベストシーズン旅行計画の総まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 釜山旅行のベストシーズンは気候が穏やかな春と秋
- 春(4月~5月)は桜が美しく過ごしやすい
- 秋(9月~10月)は空気が澄みイベントも多い
- 旅費を最優先するならオフシーズンの冬(1月~2月)が安い
- 冬は寒いが降水量が少なく晴天が多い
- ビーチリゾート目的なら夏(7月~8月)が最適
- ただし夏は梅雨や台風のシーズンと重なるため注意が必要
- 旅行日数は定番の2泊3日が最もおすすめ
- 弾丸なら1泊2日、ゆったりなら3泊4日も可能
- 服装は基本的に東京と同じ季節の服装で問題ない
- 夏は冷房対策、冬は強風対策を万全に
- 宿泊エリアは目的別に選ぶのが効率的
- ショッピングなら西面、観光なら南浦洞、リゾートなら海雲台
- ベストシーズンには甘川文化村などの屋外散策が楽しめる
- 海雲台ブルーラインパークやチャガルチ市場は必見の観光スポット

そうならないよう、観光地やショッピングスポットを満喫するためには、現地での移動や情報収集がスムーズにできることが鍵となり、「必須アイテム」や「便利なサービス」のガイド一覧が一層役立ちます。
このガイドでは、初めての方でもリピーターの方でも、必要な情報がすぐに見つかるように、旅行の準備に役立つ持ち物リストや、観光地での移動を快適にしてくれるアプリやサービスなどの情報を集めました。
韓国旅行がさらに楽しめるよう、事前におすすめのアイテムやサービスを確認し、準備を整えて出発しましょう。ぜひ「持ち物の必需品と便利アイテム一覧」をご覧いただき、満足度の高い理想の旅を実現してくださいね。