韓国を旅する際、地下鉄やバスなどの公共交通をスムーズに使いたい方にとって、とても便利なアイテムとなっている「気候同行カード」。
ソウル駅や明洞、東大門といった主要スポットのほか、コンビニでも購入でき、旅行中に購入しやすいのが特徴。韓国語に不安がある方でも、簡単なフレーズを覚えておくだけで、駅の窓口やお店で安心して購入できます。
この記事では、初めての方でも安心して使えるように、気候同行カードの買い方をわかりやすくご紹介します。
・気候同行カードが購入できる場所
・外国人でも安心して購入できる方法
・チャージや使用時の注意点
・T-moneyとの違いについて
気候同行カードはどこで買える?買い方の基本情報

- 金浦空港・仁川空港購入できる?
- 韓国語では何という?
- 明洞でのおすすめ購入スポット
- ソウル駅での購入方法
- 東大門エリアでの販売状況
- コンビニでの取り扱い
金浦空港・仁川空港購入できる?

現在のところ、仁川空港と金浦空港では気候同行カードの購入は不可となっています。
仁川空港
仁川空港では気候同行カードを販売している店舗は確認されておらず、もしカードを使いたい場合は、ソウル市内から一般列車(AREX鈍行)で仁川空港に向かう際に利用するのみとなります。
仁川空港駅からの直通列車(急行AREX)の乗車時には使えない点に注意してください。
- 気候同行カードは仁川空港では購入不可
- ソウル市内から一般列車(AREX)で空港に向かう場合は利用可能
- 仁川空港駅から直通列車(急行AREX)の乗車には利用不可
金浦空港
金浦空港でもかつては駅構内の顧客安全室で販売されていましたが、最新情報では取り扱いがない可能性が高いです。
ただしカード自体は地下鉄やAREX区間で利用できるため、到着後にソウル市内へ移動し、別の場所で買う方法がおすすめです。
- 現在(2025年6月時点)は金浦空港駅での販売実績なし
- 空港から市内へ向かう地下鉄・AREX区間ではカードの利用は可能
このように、空港では気候同行カードの入手は難しそうなので、まずはソウル市内へ移動し、地下鉄駅の顧客安全室や一部のコンビニで購入するのが安心です。
空港からの移動中はT-moneyカードを使い、後から気候同行カードに切り替えるという方法もおすすめです。
韓国語では何という?
気候同行カードは韓国語で「기후동행카드(キフドンヘンカドゥ)」といいます。
駅の窓口やコンビニで購入したいときは「기후동행카드를 사고 싶어요(キフドンヘンカドゥル サゴ シポヨ)」と伝えれば十分に通じます。
チャージを頼む場合は「충전 해 주세요(チュンジョン ヘ ジュセヨ)」と伝えると、一度で手続きが完了します。
明洞でのおすすめ購入スポット


私は明洞で購入しました!
まず、明洞情報センターで販売されているとの情報をもとに訪れてみたのですが、残念ながら売り切れに。
そこで、スタッフにおすすめされたのが、サボイホテルの敷地内のGS25コンビニ。そこで、無事に購入できました。
サボイホテルのGS25に限定しなくても、CUや他のGS25もチェックし、特にレジ横のギフトカードコーナーを確認してみると良いかもしれません。
店頭に並んでいなくても、店員さんに在庫があるか尋ねてみると奥から出してくれることもあります。
ソウル駅での購入方法

ソウル駅は、地下鉄や空港鉄道、KTXなど複数路線が集まる交通の中心地です。旅行の出発点や乗り換えで立ち寄る方も多いため、気候同行カードを探すには便利な場所の一つです。
カードを購入できる代表的な場所は、1号線と4号線の共通改札近くにある顧客安全室。ここでは「기후동행카드(キフドンヘンカドゥ)」と書かれたメモやスマートフォンの画面で見せるだけで伝わり、スムーズにカードが購入できます。
また、駅構内の地下1階にあるセブンイレブンやロッテマートのサービスカウンターでも、気候同行カードの取り扱いがあるとの報告がありますので、一度訪れてみても良いかもしれません。
東大門エリアでの販売状況

東大門エリアは、観光やショッピングの目的で訪れる方が多く、気候同行カードの需要も高い地域です。特に東大門歴史文化公園駅の顧客安全室では、定期的に再入荷が確認されています。
また、ホテルが集中している通り沿いのGS25では比較的見つけやすいという声もあります。店内で見かけない場合でも、レジで「気候同行カードはありますか?」と尋ねると、店員が奥から出してくれることもあるので、念のため確認してみましょう。
コンビニでの取り扱い
気候同行カードの取り扱いの多いコンビニチェーンは、GS25、CU、emart24です。セブンイレブンでも扱っている店舗はありますが、全体的にはやや少なめです。
コンビニでは、ギフトカード売り場やレジ前のフックなどに吊るされている場合が多いです。
見当たらないときは、ぜひ店員さんに確認してみてください。別の場所に保管されていたり、店頭に出していない場合もあり、近隣の店舗に在庫があるか調べてくれることもあります。
気候同行カードはどこで買える?初心者向け買い方ガイド

- 気候同行カード買い方の基本ステップ
- クレジットカードは利用できる?
- 在庫状況は?売り切れに注意
- 外国人でも購入できる?
- T-moneyとの違いについて
- チャージ方法・場所の具体例
気候同行カード買い方の基本ステップ

気候同行カードを初めて使う方に向けて、購入から利用開始までの流れを4つのステップに分けてご紹介します。
- ①購入場所を決める
最初に、どこでカードを購入するかを決めましょう。主な購入先は、ソウル市内の地下鉄駅にある顧客安全室や、対応しているコンビニ(GS25やCUなど)です。
- ②カード本体を購入する
気候同行カードの本体価格は3,000ウォンです。この時点では運賃が含まれていない、いわば「カードのみ」の状態なので、別途定額料金のチャージが必要です。支払いは現金が基本なので、あらかじめウォンを用意しておくとスムーズです。
- ③定額料金をチャージする
購入後は、定額制の交通利用プランをチャージする必要があります。たとえば、1日乗り放題や30日定額など、利用期間に応じたプランを選べます。
プラン名 | 料金(一般) | 青年割引(19〜39歳) |
---|---|---|
30日券 (自転車なし) | 62,000ウォン (約6,820円) | 55,000ウォン (約6,050円) |
30日券 (公共自転車付き) | 65,000ウォン (約7,150円) | 58,000ウォン (約6,380円) |
1日券 | 5,000ウォン (約550円) | 適用なし |
2日券 | 8,000ウォン (約880円) | 適用なし |
3日券 | 10,000ウォン (約1,100円) | 適用なし |
5日券 | 15,000ウォン (約1,650円) | 適用なし |
7日券 | 20,000ウォン (約2,200円) | 適用なし |
※円換算は参考値であり、実際のレートは変動します。現地での両替やカード決済の為替手数料により前後する可能性があります。
- ④利用を開始する
チャージが完了したら、あとは改札やバスの乗車口にあるICカードリーダーにタッチするだけでOKです。使用開始日から有効期限がカウントされるため、実際に使い始める日とチャージのタイミングを合わせると無駄がありません。
クレジットカードは利用できる?

気候同行カードを購入する際、基本的には現金での支払いが求められる場面が多いです。
地下鉄駅の顧客安全室や一部のコンビニでは、クレジットカードやデビットカードが使えるケースもありますが、読み取りエラーになることがあるため注意が必要です。
特に、自動チャージ機や交通カード対応端末では現金専用になっていることがほとんどで、ウォンの現金を用意しておくと安心です。
韓国の電話番号や銀行口座を持つ人は、「モバイルT-money」アプリを使って気候同行カードを発行できます。この場合、会員登録時に本人名義のクレジットカードやデビットカードを紐づけることで、現金を使わずにチャージが可能です。
ただし、iPhoneなどのiOS機種には対応しておらず、Android OS 12以上の端末が必要で、カードの利用やチャージには本人認証が必要となるため、旅行者にとってはややハードルが高いです。
在庫状況は?売り切れに注意
気候同行カードは、観光シーズンや週末などには売り切れになることがあります。特に金曜日の夕方から土曜日の午前中にかけて在庫が大きく減る傾向があり、人気の販売スポットでは一度に100〜200枚程度しか入荷しないケースもあります。
できるだけ確実に入手したい場合は、平日の午前中を狙うのがポイントで、人の流れが落ち着いている時間帯のほうが在庫が残っている可能性が高いです。
外国人でも購入できる?
気候同行カードは外国人旅行者でも問題なく購入できます。特別な書類や身分証明書は必要なく、販売窓口で「기후동행카드 주세요(キフドンヘンカドゥ ジュセヨ)」と伝えるだけで購入できます。
駅構内の自動チャージ機は初期設定が韓国語になっていますが、画面右上の「Language」ボタンから日本語や英語・中国語に切り替えることができるため、操作が不安な方でも安心して利用できます。
万が一カードが正しく読み取れなかった場合でも、駅員に伝えればその場で交換対応をしてくれることが多いです。初めてでも安心して利用できる仕組みが整っているのは、外国人観光客にとって大きな魅力といえますね。
T-moneyとの違いについて

T-moneyと気候同行カードはどちらも交通機関で使えるカードですが、仕組みや使い方に大きな違いがあります。
T-moneyカードはチャージして使うプリペイド式で、使った分だけ残高から差し引かれるシステムです。一方、気候同行カードは期間定額型で、一定期間内であれば回数に制限なく公共交通機関を利用できます。
比較項目 | 気候同行カード | T-moneyカード |
---|---|---|
支払方式 | 期間定額制(利用回数無制限) | 都度払い(チャージ残高から精算) |
販売価格 | カード代:3,000ウォン + 定額料金 | カード代:2,500ウォン + 任意チャージ |
追加特典 | 公共自転車「タルンイ」5%割引 など | 提携店舗での割引サービスあり |
一日に地下鉄やバスに三回以上乗る方なら、気候同行カードのほうが割安で便利です。一方、あまり移動しない人の場合は、T-moneyのほうが柔軟性が高くなります。
チャージ方法・場所の具体例


駅構内の自販機は日本語に対応しているので、初めての方でもとても簡単です!
気候同行カードのチャージ方法は、現在のところ「駅構内のチャージ機」に対応しています。
ソウル交通公社が運営する1~8号線、9号線、ウイシンソル線、シンリム線の駅校内に設置されており、24時間利用可能で、画面操作に従って簡単にチャージが可能です。
基本的に1,000ウォン単位でのチャージに対応していて、一部機械では紙幣のみ使用可能です。
韓国国内発行のクレジットカードやデビットカードにも対応していますが、外国人観光客が所持する海外発行カードは使えないことがあるため、現金(ウォン)を準備しておくと安心です。
<注意点>
バスの車内ではチャージができません。乗車前に駅構内でしっかりとチャージを済ませておきましょう。また、カードの残高はチャージ機の読み取りや交通利用時に確認できます。
総括:気候同行カードはどこで買える?買い方まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 気候同行カードはソウル駅や明洞、東大門などの市内で購入可能
- 金浦空港・仁川空港ではカードの購入はできない(2025年6月現在)
- コンビニではGS25やCUなど一部店舗で取り扱いがある
- コンビニでは現金のみの対応が多いためウォンを用意すべき
- ソウル駅の顧客安全室で現金購入ができ、その場で受け取れる
- 明洞ではサボイホテル敷地内のGS25での購入実績あり
- 韓国語でのカード名は「기후동행카드(キフドンヘンカドゥ)」
- 駅の窓口ではカード名をスマホで見せれば購入がスムーズ
- 地下鉄駅の無人チャージ機のみが正式なチャージ手段
- バス車内ではチャージできないため事前補充が必要
- モバイルカードはAndroid端末のみ対応で、クレカ連携が可能
- モバイル発行は外国人にとって利用ハードルがやや高い
- 購入後は1日・2日・30日などの定額利用プランをチャージ可能
- カードの支払いは基本的に現金対応だが一部窓口では韓国発行カードも可
- 在庫切れが頻発するため平日午前中の購入が安心

そうならないよう、観光地やショッピングスポットを満喫するためには、現地での移動や情報収集がスムーズにできることが鍵となり、「必須アイテム」や「便利なサービス」のガイド一覧が一層役立ちます。
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