清渓川から広蔵市場へ、韓国の次世代自動運転シャトルで楽々観光体験

清渓川から広蔵市場へ、韓国の次世代自動運転シャトルで楽々観光体験 韓国旅行
本記事はプロモーションが含まれています
この記事を書いた人
ⓎⓊⓀⒾ

当サイトは、渡韓歴50回以上・韓国語学習歴20年の運営者が、韓国旅行に役立つ情報をお届けしています。ホテル、観光、航空券、お土産情報まで幅広くカバー。皆さんの旅がもっと楽しくなるお手伝いができれば幸いです。記事が役に立ったら、ぜひSNSやお友達にシェアしてもらえると嬉しいです♪

ソウルの中心部を流れる清渓川(チョンゲチョン)で、未来の乗り物を体験してみませんか?

近年、韓国では先端技術を駆使した新しい交通システムが次々と導入されています。

その中でも特に注目を集めているのが、運転席のない自動運転シャトルです。このシャトルを利用すれば、ソウルの人気観光スポットである広蔵市場までのアクセスがこれまで以上に便利になります。

この記事では、清渓川で運行されている自動運転シャトルの特徴から、具体的な運行ルート、無料で乗車する方法、そして専用アプリを使った予約のステップまで、あらゆる情報を分かりやすくお伝えします。

記事のポイント
  • 運転席のない未来型の自動運転シャトル
  • 清渓川から広蔵市場までの人気観光ルートを運行
  • 期間限定で誰でも無料で乗車可能
  • 専用アプリを使えば予約も簡単

清渓川・韓国の新しい乗り物!自動運転バスの概要

清渓川・韓国の新しい乗り物!自動運転バスの概要
画像出典:ソウル市
  • 未来的なシャトルのデザイン
  • 運転手不要のレベル4自動運転技術
  • 気になるシャトルの安全性について
  • 清渓川沿いの運行区間をチェック
  • 終点はグルメ天国の広蔵市場まで

未来的なシャトルのデザイン

清渓川で運行されている自動運転シャトルは、多くの人々が未来の乗り物として想像するような、洗練されたかわいらしいデザインが特徴です。

開発は、韓国の自動運転技術をリードする企業「Autonomous A2Z」が手掛けました。このシャトルは、最初から自動運転専用として設計・製作されているため、従来のバスとは一線を画す様々な工夫が凝らされています。

まず目を引くのは、運転席とハンドルが完全に存在しない点です。これにより生まれたスペースを最大限に活用し、乗客が快適に過ごせる空間を実現しています。

車内の座席は「ㄷ」字型(日本語で言うとコの字型)のラウンドシートになっており、乗客同士が自然とコミュニケーションを取れるような、効率的かつ開放的なレイアウトを採用しています。

車両のスペックや特徴を以下にまとめました。

項目 詳細
開発企業 Autonomous A2Z(韓国企業)
乗車定員 11人乗り(座席は9席)
車内座席 コの字型のラウンドシート
主な設備 大型ディスプレイ、車椅子用リフト、パノラマルーフ
デザイン 大きな窓が特徴のモダンなデザイン
公式サイト ソウル特別市公式サイト

このように、シャトルはただ移動するだけの手段ではなく、乗車体験そのものを楽しんでもらうための工夫が随所に施されています。

大きな窓からは清渓川の美しい景色を一望でき、天井のパノラマルーフがさらなる開放感を演出します。

運転手不要のレベル4自動運転技術

このシャトルが実現しているのは、「レベル4」と呼ばれる高度な自動運転技術です。

自動運転の技術は、国際的な基準であるSAE(米国自動車技術会)によってレベル0からレベル5までの6段階に分類されています。レベル4は、特定の条件下(運行エリアや天候など)において、全ての運転操作をシステムが完全に行う段階を指します。

つまり、このシャトルは定められた運行ルート内であれば、ドライバーの介入なしに自律的に走行できるということです。

加速、操舵、制動はもちろん、信号の認識や周囲の交通状況の判断、障害物の回避まで、すべてをAIシステムが担います。

自動運転レベルの簡単な解説

  • レベル3: 条件付きでシステムが運転。緊急時はドライバーの介入が必要。
  • レベル4: 特定の条件下でシステムが完全に運転。ドライバーの介入は不要。
  • レベル5: いかなる条件下でもシステムが完全に運転。人間が運転する必要がない。

清渓川周辺のように歩行者や自転車が多く、交通環境が複雑な場所でレベル4の自動運転が実用化されたことは、韓国の技術力の高さを象徴しています。

もちろん、万が一の事態に備えて安全要員が1名同乗しますが、運転操作には関与せず。乗客は、最先端技術によるスムーズで安全な乗り心地を体験できます。

気になるシャトルの安全性について

気になるシャトルの安全性について
画像出典:ソウル市

運転席のない乗り物と聞くと、多くの方がまず安全性を心配されるかもしれません。しかし、この自動運転シャトルには、乗客の安全を最優先に考えた様々な技術と対策が導入されています。

シャトルには、高性能なカメラ、レーダー、そしてLiDAR(ライダー)と呼ばれる光を用いたセンサーが多数搭載されています。

これらのセンサーが360度全方向の周辺環境をリアルタイムで詳細に認識し、他の車両や歩行者、障害物などを正確に検知します。

収集された膨大な情報はAIが瞬時に解析し、最適な運転操作を判断するため、人的ミスによる事故のリスクを大幅に低減できるのです。さらに、万が一の事態に備えた対策も徹底されています。

主な安全対策

安全対策項目 内容
安全要員の同乗 常に訓練を受けた安全要員が同乗し、緊急時には手動で停止など対応可能
緊急停止ボタン 車内各所に設置され、乗客が危険を感じた際に車両を停止できる
遠隔管制システム 管制センターが運行状況を常時モニタリングし、異常時に迅速に対応可能

このような安全対策によって、乗客が安心して利用できる環境が確保されています。

ソウル市は運行開始前に長期間の試験走行を重ね、専門家による厳格な安全検証をクリアした上で、市民へのサービス提供を開始しました。

清渓川沿いの運行区間をチェック

自動運転シャトルの運行区間は、ソウルの代表的な観光名所である清渓川沿いに設定されています。

多くの観光客が訪れるエリアをカバーしており、移動手段としてだけでなく、一種のアトラクションとしても楽しむことができますね。

具体的なルートは、清渓広場(チョンゲクァンジャン)を出発し、清渓5街(チョンゲオガ)との間を往復する循環路線です。

全長は約4.8kmで、ソウルの都心の雰囲気を味わいながら、未来の乗り心地を体験するのにちょうど良い距離と言えます。

筆者
筆者

このルートは、歴史的な建造物と現代的なビル群が融合した、ソウルならではの景観を楽しめるのが魅力で、大きな窓から眺める清渓川のせせらぎや、季節ごとに変わる周囲の景色は、乗車中の時間をきっと特別なものにしてくれます♪

終点はグルメ天国の広蔵市場まで

広蔵市場のスタバの周辺情報
画像出典:筆者

このシャトル路線の大きな魅力の一つが、終点エリアに韓国を代表するグルメスポット「広蔵市場(クァンジャンシジャン)」があることです。

広蔵市場は、ピンデトック(緑豆チヂミ)や麻薬キンパ(ミニサイズの海苔巻き)、ユッケなどが有名で、地元の人々や観光客で常に賑わっています。

シャトルで楽に移動した後、活気あふれる市場で本場の韓国グルメを堪能するのは、最高の旅行プランではないでしょうか。

これまで地下鉄やバスを乗り継いでアクセスしていた場所へ、清渓川の景色を楽しみながら直接向かえるようになったのは、観光客にとって大きなメリットですね。

清渓川・韓国の自動運転バス利用完全ガイド

清渓川・韓国の自動運転バス利用完全ガイド
画像出典:ソウル市
  • 平日の日中のみの運行時間に注意
  • 料金は期間限定で無料
  • 専用アプリでの事前予約が必須
  • 外国人観光客向けの便利な機能
  • 車内の便利な設備とパノラマルーフ

平日の日中のみの運行時間に注意

自動運転シャトルを利用する際には、運行日時を事前に確認しておきましょう。

現在の運行スケジュールは以下の通りです。

運行スケジュールに関する注意点

項目 内容
運行日 平日のみ
運休日 土曜日、日曜日、祝日
運行時間 午前10:00 〜 午後5:00

週末は、清渓川沿いが歩行者天国になるため、シャトルは運行されません。旅行の計画を立てる際は、平日の日中に訪れるようにスケジュールを調整しましょう。

また、天候や交通状況、車両のメンテナンスなど、やむを得ない事情により運行が一時的に中断される可能性もありますので、訪問当日にリアルタイムの運行状況を確認したい場合は、後述する専用アプリなどを活用するのがおすすめです。

料金は期間限定で無料

料金は期間限定で無料
画像出典:ソウル市

この自動運転シャトルの最も魅力的なポイントの一つが、料金が無料であることです。

ソウル市は、多くの市民や観光客に未来の公共交通を気軽に体験してもらうことを目的として、当面の間、無料で運行します。

ただし、乗車する際には一つだけ手続きが必要で、お手持ちの交通カード(T-moneyなど)を乗車時に専用の端末にタッチすることです。運賃が引かれることはありませんが、乗客数を把握し、今後のサービス改善に役立てるためのデータとして利用されます。

交通カードをお持ちでない場合は、乗車できない可能性がありますのでご注意ください。ソウル市内のコンビニエンスストアや駅などで簡単に購入・チャージできるので、観光の際には一枚持っておくと非常に便利です。

専用アプリでの事前予約が必須

自動運転シャトルに乗車するためには、専用のスマートフォンアプリ「TAP!」を通じた事前予約が必要です。

予約制を導入することで、満員による乗車不可といった事態を防ぎ、利用者がスムーズに乗車できるようにしており、アプリを使えば、希望の乗車時間や乗車場所を指定して、席を確保することが可能です。

予約の基本的な流れ

  1. スマートフォンに専用アプリ「TAP!」をダウンロードします。
  2. アプリを起動し、会員登録を行います。
  3. 乗車希望日時、乗車・降車場所、乗車人数を選択します。
  4. 予約内容を確認し、確定させます。
  5. 予約時間になったら、指定の乗り場で待機し、到着したシャトルに乗車します。
TAP! - Autonomous Mobility

TAP! – Autonomous Mobility

42dot Inc.無料posted withアプリーチ

外国人観光客向けの便利な機能

開発・運営側は、外国人観光客でも利用しやすいようにと環境整備に力を入れています。

以前は、韓国の携帯電話番号による本人認証が必要で、外国人観光客にとっては登録のハードルが高いという課題がありました。しかし、この点が改善され、現在では海外の電話番号を使ったSMS(ショートメッセージ)認証で簡単に会員登録ができるようになっています。

この改善により、日本にいる間にアプリの登録と乗車予約を済ませておくことが可能になりました。旅行前に予約を完了させておけば、現地での時間を有効に活用できますね。

車内の便利な設備とパノラマルーフ

清渓川のライトアップは何時まで?
画像出典:筆者

自動運転シャトルの魅力は、最先端の走行技術だけではありません。乗客が快適で楽しい時間を過ごせるよう、車内の設備も非常に充実しています。

項目内容
大型ディスプレイ設置車内前方に設置。現在位置・次の停留所・観光情報をリアルタイム表示し安心感を提供
ユニバーサルデザイン車椅子用リフトを装備し、誰でもスムーズに乗降可能。
パノラマルーフガラス張りの天井から空やビル群を眺望可能。開放感があり特別な体験を提供

これらの先進的で便利な設備が、約4.8kmの乗車時間を特別な思い出に変えてくれるでしょう。

清渓川 韓国で未来の交通を体験しよう

この記事のポイントをまとめます。

  • 清渓川の自動運転シャトルは韓国の純粋な国内技術で開発された
  • 運転席やハンドルが全くない未来的なデザインが特徴
  • 定められたエリア内を完全に自律走行するレベル4技術を採用
  • 乗客の安全を確保するため多層的な安全対策が施されている
  • 安全要員が同乗するが運転操作には関与しない
  • 運行ルートは清渓広場から清渓5街までの往復約4.8km
  • 終点の近くには人気グルメスポットの広蔵市場がある
  • 運行は平日の午前10時から午後5時まで
  • 土日祝日は運休するため注意が必要
  • 利用料金は当面の間無料
  • 乗車時には交通カードのタッチが必要
  • 乗車には専用アプリ「TAP!」による事前予約が必須
  • アプリは海外の電話番号でも登録可能
  • 車内には大型ディスプレイや車椅子用リフトなど便利な設備が充実
  • 天井のパノラマルーフからの眺めは格別

サンプル
韓国は日本からのアクセスが良く、気軽に訪れやすい人気の旅行先ですが、実際に現地で不便を感じたり、トラブルに巻き込まれると、そのストレスで旅の楽しみが半減してしまいがちです。

そうならないよう、観光地やショッピングスポットを満喫するためには、現地での移動や情報収集がスムーズにできることが鍵となり、「必須アイテム」や「便利なサービス」のガイド一覧が一層役立ちます。

このガイドでは、初めての方でもリピーターの方でも、必要な情報がすぐに見つかるように、旅行の準備に役立つ持ち物リストや、観光地での移動を快適にしてくれるアプリやサービスなどの情報を集めました。

韓国旅行がさらに楽しめるよう、事前におすすめのアイテムやサービスを確認し、準備を整えて出発しましょう。ぜひ「持ち物の必需品と便利アイテム一覧」をご覧いただき、満足度の高い理想の旅を実現してくださいね。

タイトルとURLをコピーしました