韓国旅行を計画している方の中には、「WOWPASSって本当に必要?」「メリットって何だろう」と、実際の使い勝手やお得度を調べている方も多いのではないでしょうか。
クレジットカードやT-moneyがあれば十分だと感じている方にとって、WOWPASSをわざわざ作るべきかは悩ましいポイントです。
そこでこの記事では、WOWPASSのメリットとデメリットをわかりやすく比較し、クレジットカード派が見逃しがちな利便性や、T-moneyとの違いについても詳しくお伝えします。
WOWPASSを使うべきかどうかの参考になれば幸いです。
- WOWPASSのメリットとデメリット
- クレジットカードやT-moneyとの違い
- 事前準備やチャージ手数料の注意点
- 必要ないと考える人の意見
WOWPASSは必要ない?メリットとデメリット

- メリットとデメリットを比較
- クレジットカード派も知るべき利便性
- T-moneyとどっちがいい?
- 日本で事前に作るメリット
- 空港セットは本当にお得?
- 招待コードで受けられる特典
- アプリでできることは?使い方ガイド
メリットとデメリットを比較
WOWPASSは韓国旅行において便利なプリペイドカードですが、どんな便利なツールにも必ずデメリットは存在します。ここでは、WOWPASSのメリットとデメリットを具体的に比較し、どんな人におすすめなのかを整理します。
<メリット>
・現金を持ち歩かずにキャッシュレスで旅行できる
・チャージ式なので使いすぎを防ぎやすい
・スマホアプリで残高や利用履歴をすぐに確認できる
・日本円から直接ウォンに両替・チャージができる
・両替所を探す手間が省ける
・地下鉄やバスもT-money機能で利用できる
・キャッシュバックや割引特典が用意されている
<デメリット>
・チャージした金額以上は使えないため高額決済には不向き
・10万円を超える買い物はクレジットカードが必要
・WOWPASS機械の設置場所が限られており混雑することもある
・仁川空港では発行やチャージで待ち時間が発生しやすい
・T-money機能とWOWPASS残高は別々に管理が必要
・T-moneyへのチャージは現金のみで対応しなければならない
WOWPASSは小額決済や日常の移動に特化して便利な反面、高額な買い物や細かい使い分けが必要な点は注意が必要です。これを理解したうえで、シーンに応じてクレジットカードと併用するのが良いでしょう。
クレジットカード派も知るべき利便性

「クレジットカードがあれば十分」と考える方もいますが、WOWPASSが提供する利便性は、クレジットカード派も知っておくべきポイントがあります。
一つは、決済時の手数料問題です。クレジットカードは海外利用時に2〜4%の海外事務手数料が発生します。これは利用者が気づかないうちに積み重なるため、実質的な旅行コストが高くなる要因です。
WOWPASSはチャージ時にレート差が生じるものの、決済ごとの追加手数料はかかりません。頻繁に小額決済を行う旅行スタイルの方にとっては、この差が大きな節約につながります。
また、クレジットカードは不正利用時のリスクと手続きの手間があります。WOWPASSはプリペイド式のため、万が一の被害もチャージ残高までに限定され、スマホアプリから即座に利用停止が可能です。この「リスク管理」の手軽さは、海外旅行中の安心材料となるでしょう。
さらに、WOWPASSは交通系ICカードのT-money機能を併せ持っているため、公共交通機関の利用も1枚で完結します。クレジットカードでは電車やバスの利用はカバーできないので、この点で、利便性と実用性を兼ね備えたWOWPASSは、クレジットカード派にとっても見逃せない存在とも言えます。
T-moneyとどっちがいい?

韓国旅行に行く際、交通系ICカードとして選択肢に挙がるのが「T-money」と「WOWPASS」です。
T-moneyは韓国で最も普及している交通系カードで、地下鉄、バス、タクシーの支払いに広く利用できます。購入やチャージもコンビニや駅の機械で簡単に行え、旅行者にとって馴染みやすい存在です。何よりカード自体が安価で、必要最低限の交通手段に絞って使うならコストパフォーマンスが抜群と言えます。
一方、WOWPASSは交通機能に加えてプリペイド決済や外貨両替機能も備えた多機能カードです。交通以外にもカフェ、レストラン、ショッピングで使えるため、旅行全体のキャッシュレス化を考えるなら圧倒的に便利です。
結論として、交通だけならT-money、キャッシュレスで旅行全体を快適に過ごしたいならWOWPASS、という住み分けが適しています。
日本で事前に作るメリット

WOWPASSは韓国現地で発行できますが、日本で事前に作っておくことにも大きなメリットがあります。
まず、現地での発行時に避けられないのが「待ち時間」です。特に仁川空港や明洞のような観光地では、WOWPASS発行機に長蛇の列ができることもしばしば。旅行初日からこの手続きに時間を取られるのは避けたいですよね。
一方、日本で事前にカードを購入・登録しておけば、韓国到着後はすぐに使い始めることができます。現地で慌てて手続きするリスクを減らし、旅行のスタートダッシュを快適にする効果があります。
コスト面で考えると、日本で購入する場合は若干割高(例:800円程度)になるケースが多いですが、その分の「時間的価値」や「安心感」は大きいです。とくに家族やグループ旅行では人数分の登録作業が現地で負担になるため、事前準備が効果的です。
空港セットは本当にお得?
韓国旅行で「WOWPASS空港セット」をすすめられたことはありませんか?空港に到着してすぐ使えるこのセット、一見便利そうに見えますが、果たして本当に“お得”なのでしょうか。しかし、実は人によってはコスパが悪くなるケースもあります。
まず、空港セットにはWOWPASSカード、SIMカード、T-moneyチャージ、AREX(空港鉄道)割引などが含まれています。これらを個別に揃える手間が省けるため、初めての韓国旅行や、手続きが不安な方には安心感が大きいでしょう。
しかし、最近はeSIMを日本で事前に契約し、到着直後からスマホを利用する旅行者が増えています。この場合、空港でSIMを受け取る必要がなくなるため、空港セットのメリットは半減。
加えて、空港に設置されたWOWPASS機械は混雑しやすく、列に並ぶ時間がかかることもあり、貴重な時間を消耗してしまうリスクがあります。
また、WOWPASS単体の発行費用と比べ、空港セットは若干割高です。「セットだからお得」と思い込みがちですが、本当に必要なものを精査すると、逆に無駄な支出になりかねません。AREXの割引も、バス移動派やタクシー利用を考えている人には必要ないものかもしれません。
空港セットは「初めての韓国旅行で、交通や通信手段を一括で整えたい」人には便利なパッケージですが、経験者やeSIM派にとっては不要なオプションが多く、場合によっては割高になることもあります。
招待コードで受けられる特典
招待コードは、WOWPASSカードを登録する際やチャージ時に入力することで、チャージ金額の0.5%がキャッシュバックされる仕組みです。たとえば、10万円をチャージすれば500円が還元されます。
また、WOWPASSには「紹介者にも特典が付与される」という特徴があります。家族や友人にコードを共有すれば、その方がチャージするたびに紹介者にも還元される仕組みです。頻繁に渡韓する方や、グループで旅行する場合は、さらに恩恵を受けやすいと言えます。
コードの入力方法はシンプルで、アプリや発行手続き時に入力するだけです。特別な操作や面倒な手続きは必要ありません。しかし、事前に知らずに登録してしまうと、この特典を受け取るチャンスを逃してしまいますのでご注意ください。
アプリでできることは?使い方ガイド
アプリは「使い方が難しそう」と思われがちですが、初心者でも簡単に扱える仕組みです。
機能 | 説明 |
---|---|
残高確認 | ウォン・日本円換算で残高が表示され、為替レートもわかりやすい。利用履歴も一覧表示で支出管理が簡単 |
チャージ機能 | クレジットカードやモバイル決済と連携し、現金不要でその場でチャージ可能。機械に並ぶ手間を省ける |
送金機能 | WOWPASS同士の送金や韓国の銀行口座への振込が可能。割り勘や予約金支払いにも便利 |
特典・クーポン情報 | スタバやオリーブヤングのキャッシュバック、免税店割引などをアプリで随時確認できる |
カード停止機能 | 紛失時もアプリから即時利用停止が可能。不正利用を防ぐ安心機能 |
WOWPASSアプリは、支出管理や安全対策をサポートするツールです。使いこなすことで、あなたの韓国旅行がもっとスマートに、もっと快適になりますよ。
WOWPASSは本当に必要ない?メリットを再検証

- チャージ手数料の落とし穴と対策
- NAMANEカードとの違い
- WOWPASSは何年使える?
- 日本で使えるの?
- 何がそんなにいいの?必要ない派の声
チャージ手数料の落とし穴と対策
WOWPASSを利用する際、特に気をつけたいのが「チャージ手数料」です。現金でチャージするか、クレジットカードでチャージするか。この違いをきちんと理解していないと、知らないうちに損をしてしまうかもしれません。
チャージ方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
現金チャージ | ・手数料を抑えられる ・日本円から直接ウォンに両替できる ・両替所を探す手間が不要 | ・現金が必要 ・現地での両替やチャージ作業が発生 |
クレジットカードチャージ | ・アプリから即時チャージ可能 ・残高不足時もすぐ対応できる ・海外保険や不正利用時の補償といった付加価値がある | ・海外事務手数料3〜4%が発生 ・為替手数料も加算され割高になる ・小額決済や交通費にはコスト高 |
これらのことから、状況に応じて両方を使い分けるのがベスト。高額な買い物はクレジットカードチャージ、日常の移動や飲食は現金チャージと、場面ごとに適切な方法を選ぶことで、無駄なコストを抑えつつ、利便性も損ないません。
NAMANEカードとの違い

「WOWPASSとNAMANEカード、どっちがいいの?」と悩む方もいるかもしれません。実はこの2つ、似ているようで異なるポイントがいくつもあります。
項目 | WOWPASS | NAMANEカード |
---|---|---|
対象ユーザー | 外国人観光客向け | 韓国国内利用者・外国人観光客向け |
主な機能 | T-money交通機能+デビット決済+プリペイド | T-money交通機能+プリペイド(Pay残高) |
チャージ方法 | 日本円から直接チャージ可(両替機能あり) | 現金チャージ、クレジットカードチャージ両対応 |
残高の払い戻し | 専用機械で現金払い戻し可能 | MONEY BOX店舗でPay残高払い戻し可能 |
デザインカスタマイズ | 既定デザインのみ | 好きな画像でオリジナルデザイン作成可 |
特典・キャンペーン | 観光客向けのキャッシュバックやクーポン多数 | 現地向けが中心、一部割引特典あり |
メリット | 外貨両替が不要、交通・決済の一体型で便利 | 推し活・個性重視、簡単に始めやすい |
デメリット | T-money残高とWOWPASS残高が別管理 | 払い戻しはMONEY BOX店舗限定、一部制約あり |
これらのことから、結論としては、「手軽さ」と「カスタマイズ性」を重視するならNAMANE、「利便性」と「特典重視」ならWOWPASS、と選び方が分かれます。
WOWPASSは何年使える?
WOWPASSカードの有効期限は製造日から6年間と定められています。ただし、これはあくまでカード自体の使用期限であり、チャージされた残高の有効期限は「最後にチャージした日」または「カード再発行日」から6年間となっています。
つまり、6年の間に1度でもチャージを行えば、その日から新たに6年間使い続けることが可能です。
一方、カードが期限切れになった場合は、WOWPASSはカードを再発行すれば、旧カードの残高をそのまま引き継ぐことができます。したがって、急いで使い切る必要はなく、次回の韓国旅行でも安心して使えます。
「カードの紛失時」に注意が必要です。WOWPASSはアプリから利用停止や再発行ができますが、物理カードを失くしてしまうと、残高の払い戻しができない場合もあります。常にアプリ登録とカード管理を徹底しておくことが大切です。
日本で使えるの?
WOWPASSは韓国旅行での利用を前提としたカードで、基本的には日本国内での決済には利用できません。
WOWPASSは韓国の金融システムに紐づけられたプリペイドカードであり、加盟している店舗や交通機関も韓国国内限定です。日本のSuicaやPASMOが海外で使えないのと同じ理屈ですね。そのため、コンビニやレストランなど、日本国内の決済には対応していません。
しかし、日本で「WOWPASSにチャージすること」は可能です。公式アプリを使えば、日本のクレジットカードから韓国ウォン建てでチャージできるため、出発前に準備を整えたい方には便利な機能といえます。
日本国内では「決済」こそできませんが、「準備と管理」という意味では活用できます。誤解しやすいポイントなので、ぜひ押さえておきましょう。
何がそんなにいいの?必要ない派の声

WOWPASSに対して、「必要ないのでは?」という声があるのも事実です。クレジットカードや現金で十分だと考える人にとって、WOWPASSが必要ないと感じるのは自然なことですね。
その理由の一つは、クレジットカードの利便性です。多くの場所で決済が可能で、付帯保険やポイント還元といったメリットもあります。特に高額商品を購入する際は、補償のあるクレジットカードの方が安心だという意見は根強いです。
また、「現金さえあれば困らない」という考え方もあります。韓国はキャッシュレス社会とはいえ、露店や地下商店街など現金しか使えない場面も残っています。そのため、WOWPASSをわざわざ発行する必要性を感じないという人も少なくありません。
つまり、WOWPASSは万人向けの万能ツールではなく、使い方や目的によって価値が変わる“選択肢の一つ”として捉えておくと良いかもしれません。賢く使えば大きなメリットになる、そんなポジションのカードと言えます。
WOWPASSは必要ない?メリットについて総括
この記事のポイントをまとめます。
- WOWPASSは交通IC機能とプリペイド決済を1枚でカバーできる
- 日本円から直接チャージ可能で両替所を探す手間が省ける
- 決済時にクレジットカードのような手数料が発生しない
- 残高管理や利用履歴確認がアプリで簡単にできる
- 紛失時もアプリから即時停止できリスク管理が容易
- 小額決済や交通利用に特化し使いすぎを防げる
- 招待コード利用で0.5%キャッシュバック特典が受けられる
- 日本で事前に発行・登録することで現地での手続きが不要
- 空港セットは便利だがeSIM利用者には割高な場合もある
- クレカチャージは手軽だが手数料負担が大きい
- 現金チャージなら手数料を抑えられるが手間がかかる
- WOWPASSは6年間有効でチャージごとに延長可能
- 日本国内で決済利用はできないが事前チャージは可能
- NAMANEカードはデザイン性重視、WOWPASSは機能性重視
- 必要ないと感じる人も多いが、使い分けで利便性が高まる

そうならないよう、観光地やショッピングスポットを満喫するためには、現地での移動や情報収集がスムーズにできることが鍵となり、「必須アイテム」や「便利なサービス」のガイド一覧が一層役立ちます。
このガイドでは、初めての方でもリピーターの方でも、必要な情報がすぐに見つかるように、旅行の準備に役立つ持ち物リストや、観光地での移動を快適にしてくれるアプリやサービスなどの情報を集めました。
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